ネット企業10社、実力のない人物をネット党首討論の司会に任命して恥を晒す

 6月19日にネット企業10社による『ネット党首討論会』が行われましたが、そこで司会を務めた社会学者の古市憲寿氏に批判が噴出しています。“学歴ロンダリング” のメッキが剥がれた事件と言えるでしょう。

 

 古市氏は司会を任された19日で行われた党首討論で小沢一郎氏に対し、「再婚相手は見つかったんでしょうか?」と質問しました。

 政治とは関係ない個人のプライベートな話題ですし、小沢氏が怒ることは当然です。その上、謝罪を求められると「えっ、俺、読んだ方がいいんですか?」「この通り読んだ方がいいの?」などと発言しているのですから、司会者として自覚・能力ともに不足していると言えるでしょう。

 『ネット党首討論会』との名称であるとは言え、公の場での討論会であることに変わりありません。そこで司会を務める人物が自らの振る舞いに対する責任を負わないのであれば、当然、この討論会を企画したネット企業10社の責任者のクビが飛ぶことになるでしょう。

 

 古市憲寿氏が一躍主役となった『ネット党首討論会』を行ったネット企業10社とその提供するサービスは次のとおりです。

 

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 日本のネット市場で存在感を示す企業はほぼ顔を揃えていると言えるでしょう。彼らが古市氏を司会者に抜擢した理由は分かりませんが、現在の彼が “司会者” としての能力を有していなかったことは明らかとなりました。

 ネット放送はテレビと異なり放送法による制約を受けることはありません。しかし、討論参加者に対する質問したり、意見を求めるのであれば、テレビと同じように準備をしておく必要がありました。

 しかも、各党の党首が発言した参院選に向けた内容よりも、司会者の失言やその後の対応がネット上でクローズアップされているのですから、討論会は失敗だったと言われても仕方のない状況です。

 

 少なくとも、乙武氏の不倫旅行でタミー役を務めるような人物を司会者に抜擢することは避けるべきです。古市氏が下手に話を振って、そのことを蒸し返されると大炎上する状況がまだ続いているからです。

 「ネットだから何をやってもセーフ」という安易な発想でオファーを出すと、依頼者側が思わぬ大火傷をするリスクがあります。「それでも、リスクを取る」というのであれば、問題ありません。なぜなら、ネット上ではそうすることが可能だからです。

 多様化が進んだ現在では玉石混交が至る所で見受けられます。そのため、本物の中に紛れ込んだ偽物を見抜き、損害を少なくすることも重要な要素の1つと言えるのではないでしょうか。