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Jリーグ、放映の中心はライブストリーミングへ

 Jリーグは2017年からの放映権契約をイギリス・パフォームグループと締結したことを発表しました。スカパーによる有料衛星放送(CS)からネット配信へと放送の主体が変化することになると思われます。

 

 Jリーグと、Perform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス*1「DAZN(ダ・ゾーン)」は、下記の通り2017年より10年間、約2100億円の放映権契約を締結いたしました。

 

 1年平均で約210億円ですので、スカパーから得ていたと言われている放映権料(20〜30億円)と比較すると、大幅な増額となります。少なくとも、Jリーグにとっては良い契約だったと言えることでしょう。

 なお、放送形態の変更を示すと下表のとおりになります。

表1:Jリーグ(J1・J2・J3)の放送形態
 2016年まで2017年以降
地上波・BS NHK/民放
CS放送 スカパー! Perform + NTT
『DAZN』
ネット配信
モバイル配信
スカパー!
オンデマンド
IP放送
ケーブルTV
スカパー!
+ IPTV or CATV

 

 スカパー!が放映権料を保有していた部分がパフォームグループの提供する『DAZN(ダ・ゾーン)』に取って代わられることになりました。

 注目点としては「サービス価格に見合ったコンテンツを提供できるか」ということになるでしょう。既存の価格帯(セットパックで月額3000円)よりリーズナルな価格を設定すれば、それだけ新規顧客を獲得する必要性が生じます。

 どういった内容のプランが提示されるのかが非常に興味深い点です。ここで、魅力が乏しいプランや他のスポーツなどと抱きわせたセットサービスしか選択肢が存在しない条件が提示されると、顧客獲得に苦労することになると思われます。

 

 ライブ中継は早送りやスキップされるリスクの少ない優良コンテンツと言えるでしょう。視聴料収入だけで賄えるとは想像しにくいだけに、複数の収入源を確保できるかがポイントになりそうです。

 自宅にいる際はテレビ画面でスポーツ中継を楽しみたいと考える視聴者もいるはずです。ソファーに座って、スマホ画面でサッカー中継を見る人ばかりではないため、このような視聴者をきちんと囲い込むことは意外に重要なことです。

 どういった視聴形態で落ち着くことになるのか、今後の行方に注目する必要があると言えるのではないでしょうか。