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外部からの監査の目が届かない組織は腐敗する

 日本をバッシングする記事を書いてばかりいる外国人記者が存在しますが、その中にアイルランド人がいるなら、論評して欲しい事件が発覚しました。

 NHKによりますと、現職IOC理事がオリンピックチケットの不正転売容疑で逮捕されたとのことです。クリーンとは大きくかけ離れた実態をどのように報じるかが注目と言えるでしょう。

 

 IOC=国際オリンピック委員会の理事が、リオデジャネイロオリンピックのチケット、1000枚以上を業者へ不正に転売していたとして、ブラジルの警察当局に逮捕されました。

 逮捕されたのは、アイルランド出身のIOC理事、パトリック・ヒッキー容疑者(71歳)です。

 

 この件が問題なのは組織のトップが自ら不正に手を染めていた事例だからです。

 逮捕されたヒッキー氏は1989年から27年に渡り、アイルランドのオリンピック委員会の会長を務めてきました。また、2006年からはヨーロッパ・オリンピック委員会の会長も務めていたのです。

 ロシアが国家ぐるみのドーピングで大会参加資格を剥奪されたのであれば、協会トップが不正に手を染めていたアイルランドも同様に大会追放処分に科すべきでしょう。規律を守る意図のないトップが君臨する組織は腐敗の一途をたどるからです。

 

 外国特派員協会にいる “質の悪すぎるジャーナリスト” が使う論法を拝借すると、「アイルランド人の組織トップ、またも腐敗の実態が明らかに」と言えるでしょう。

 パトリック・“パット”・マックエイド(Patrick "Pat" McQuaid)という人物をご存知でしょうか。彼もアイルランド人で、ある組織のトップとして君臨していた人物なのです。

 その組織の名前はUCI(国際自転車競技連合)。ランス・アームストロング氏のドーピングをもみ消し、その一方でアンチドーピングを訴えるという有様でした。他にも会長選の規則を有利となるよう変更をしたりと権力に固執するといった醜態をさらしています。

 ルール違反を取り締まる側が不正に手を染めていれば、その組織の信用度はないも同然です。特に、一部の不届き者がズルをしていたのではなく、トップ自らが不正をしていたのであれば論外と言わざるを得ないものがあります。

 

 外部から監査の目が入らない組織はトップは独裁者としての権限を有しているのですから、独裁国と同じように問題を抱えることは自明の理です。

 「キリスト教に基づく価値観は道徳的に優れている」という前提で何らかの主張を述べる人もいますが、トップが腐敗した人物だとその主張自体が意味をなさないことはアイルランド人のトップ2人が不正に手を染めていたことが示しています。

 外部からの監査・監視の目を極端に拒む組織は腐敗する土壌が広がっていると言えるのではないでしょうか。