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仏大統領選はオランド対サルコジ対ルペンの三つ巴

 来年2017年に行われるフランスの大統領選挙に前大統領ニコラ・サルコジ氏が出馬する意向を表明したとNHKが伝えています。

 有力候補が出馬を表明したことで、選挙戦の火蓋が切って落とされたと言えるでしょう。

 

 フランスのサルコジ前大統領が、来年行われる大統領選挙に立候補すると表明し、長引く景気の低迷や相次ぐテロ事件を受けてオランド大統領の支持率が落ち込むなか、大統領選挙に向けた各党の動きが今後活発化するとみられます。

 

 フランスは左派・社会党のオランド大統領が現職ですが、支持率が10%台にまで落ち込み、再選を目指すとしても厳しい戦いが待ち受けています。

 オランド政権に逆風が吹いている理由は景気が低迷し続けていることです。「経済の立て直し」を公約に政権を得たのですが、富裕層への期間限定増税などに代表されるように目玉政策は経済にプラス効果をもたらしませんでした。

 また、フランス国内で相次いだテロ事件もリベラルが主張してきた内容が無意味なものだったことを露呈する結果となりました。そのことから、誰が左派候補として大統領選に出馬しようと厳しい結果となることでしょう。

 

 「国民と難民(=外国人)のどちらを優先するのか」

 この “踏み絵” が大統領候補者に迫られることは当然です。景気が低迷しているのであれば、苦しい生活を強いられていることを意味しています。

 そのような状況下で、フランス国民より、自称・難民である外国人を優先する政策を訴える大統領候補が勝つことは難しいでしょう。なぜなら、国益や国民を軽視すると主張していることと同義だからです。

 社会保障で優先的に救いの手を差し伸べるのは自国民であるはずです。フランス国内にいる外国人を助けるのは自国民の後に定義されていなければならないのです。

 

 フランス大統領選は欧州メディアから “極右” とレッテルが貼られている国民戦線のマリーヌ・ルペン氏が中心になるでしょう。既存メディアが集中砲火を加えても支持率が20%を超えているからです。

 欧州全体に右傾化の傾向が強まる中、サルコジ氏とルペン氏が追い風を受ける立ち位置にいると思われます。厳しい移民政策を打ち出せば、サルコジ氏が優位となるでしょうが、態度が煮え切らなければルペン氏との決選投票になると思われます。

 三つ巴で始まることが濃厚な大統領選からどの候補が勝利するのか。戦いが本格化するのはこれからだと言えるでしょう。