「ナチスだ、ヒトラーだ」と騒ぐ人物・界隈に要注意 共産主義やキリスト教の方が危険度大

 何かが起きるたびに「ナチスだ、ヒトラーだ」と騒ぎ立てる人物や界隈が存在します。このような動きには注意が必要と言えるでしょう。

 なぜなら、ナチス・ドイツが殺害した人の数とは比べものにならないほど人を殺している勢力が存在しているからです。

 

画像:独裁者が殺害した人数

 

 「戦前に回帰するのか」としか批判することのないメディアは目が曇っているのでしょう。もしくは、ヒトラー率いるナチスを超える規模の虐殺に手を染めた思想に賛同しているのかのどちらかです。

 ナチス・ドイツが行ったユダヤ人迫害は批判されて当然です。また、それを上回る規模の人数を殺害した共産主義政策下で独裁者として君臨した毛沢東やスターリンにはヒトラーと同様の批判が向けられなければなりません

 しかし、共産主義がナチスのように非難される思想になっていなければ、毛沢東やスターリンはヒトラーのように批判されてもいないのです。

 

 ユダヤ系ドイツ人に対し、迫害政策を採ったヒトラーは危険な人物と言えるでしょう。ですが、自国民を迫害・虐殺したのは毛沢東やスターリンも同じです。

 しかも、ヒトラーを上回る規模で行ったのです。にもかかわらず、その行為が批判されず、共産主義が野放しになっていることの方が大きなリスクであることは明らかです。

 「ナチスだ、ヒトラーだ」と騒ぐ人物や界隈については思想背景を確認しなければなりません。

 なぜなら、そのように主張する勢力が共産主義に賛同していた場合、ヒトラー政権下のナチスを上回る悲惨な状況に陥ることは歴史が証明しているからです。

 

 なぜ、ヒトラーだけが “悪の権化” として描かれたかと言うと、「反対する勢力が存在しなかった」ことが最大の理由と言えるでしょう。

 戦争に勝利した国は相手国の指導者を悪く言うプロパガンダを用います。また、ヒトラー以上に人を殺めた毛沢東やスターリンを批判しようとしても、中国・ソ連(当時)が常任理事国を務める国連では拒否権が発動され、国際社会が歩調を合わせた批判決議など不可能なことです。

 その結果、ヒトラーをはるかに上回る “悪の権化” と言うべき独裁者が人々の記憶から忘れ去られるという事態が起きることになっているのです。

 

 ナチズムより、共産主義の方が多く人を殺しています。また、教育勅語より、キリスト教の方が多くの人を殺しているのです。

 安易な先入観だけで判断すると、悪意を持った煽動者に都合良く利用されることになることを覚えておいて損はありません。理想論のようなキレイゴトを述べている人物や界隈に注意を払う必要があると言えるのではないでしょうか。