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韓国人メジャーリーガーのカン・ジョンホ、飲酒運転でメジャーでの選手生命に暗雲が立ち込める

 韓国人メジャーリーガーであるカン・ジョンホ(姜正浩)が韓国で飲酒運転を行ったことで禁固刑を言い渡され、アメリカに渡航するためのビザを得られず、開幕に間に合わないと所属球団が発表したと『AFP 通信』が伝えています。

 WBC が終わり、開幕に向けて最終調整に入っている中で渡米すらできていない状況は異様と言えるでしょう。その理由となっているのは選手本人の飲酒運転なのですから、厳しい立場に置かれていると言えそうです。

 

 米大リーグ(MLB)のピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)は24日、所属選手である韓国出身の姜正浩(Jung-Ho Kanng、カン・ジョンホ)内野手について、就労ビザの問題で今季開幕に間に合わないと発表した。

 (中略)

 姜は昨年12月2日に韓国の首都ソウル(Seoul)で飲酒運転で事故を起こした現場から逃走し、今月に入って有罪判決を受けていた。執行猶予つきで禁錮8月を言い渡された同選手は、最近控訴に踏み切っており、報道によれば来月にその審理を控えている。

 姜が韓国で飲酒運転により逮捕されるのは、2009年8月と2011年5月に続き、これが3度目となる。

 

 「韓国が WBC で一次リーグ敗退となったのはメジャーリーガーの野手を呼べなかったから」という主張をメディアはしていましたが、それは間違いです。なぜなら、カン・ジョンホは韓国国内に居たからです。

 ただし、「飲酒運転で禁固刑を言い渡されており、招集メンバーに含めることはできなかった」ということが事実だと言えるでしょう。

 

 国外で活躍するスポーツ選手の場合、プレーする国でのビザを取得することが絶対条件です。「外国人が経済活動をする」という位置づけになる訳ですから、どの国でも当然の措置として行われています。

 韓国人のカン・ジョンホが MLB でプレーする場合、必要となるのはアメリカのビザなのですが、複数回の飲酒運転歴を有していることがマイナスに作用していると言えるでしょう。“素行不良” の人物に入国許可を出すということは自国民に損害が生じるリスクがあり、審査が厳しくなるからです。

 飲酒運転が2016年12月の1度だけであったなら、ビザの申請がここまで長期化することはなかったと思われます。昨年12月の飲酒運転での取り調べで過去2度の飲酒運転による逮捕歴が明るみに出たのですから、「余罪が他にもある」と見なされ、より厳しい対処が行われることは当然のことなのです。

 

 仮に、カン・ジョンホが渡米したとしても、すぐにメジャー合流はできないと思われます。これは実戦感覚が皆無であり、少なく見積もったとしても 1〜2 ヶ月の実戦での調整期間が必要となるからです。

 怪我で戦列を離れていた選手が比較的短期間で戻れるのはオープン戦などで実戦感覚を戻しているためであり、オープン戦に満足に参加していないカン・ジョンホが即メジャーというシナリオはあまりに非現実的です。

 また、所属球団はカン・ジョンホを『制限リスト』に移動させることを決定しており、現時点では戦力として計算していない(そもそも、戦力になっていない)と言えるでしょう。過去にスキャンダルを起こし、飲酒運転の常習犯という選手がチームのブランドに悪影響を及ぼすことは明らかであり、見切る時期に差し掛かっていることは確かだと思われます。

 

 素行の悪さが原因でメジャーリーガーとしての選手生命が絶たれるケースが出たとしても不思議ではありません。カン・ジョンホの振る舞いはそれに該当するだけの問題だと言えるのではないでしょうか。