浦和レッズは暴力行為を働いたペク・ドンギュ(チェジュ)の “謝罪パフォーマンス” に応じてはならない
サッカー・ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)の試合で浦和レッズの阿部勇樹選手に暴力行為を働いたペク・ドンギュ(韓国済州・チェジュ)が謝罪のために来日する予定であると一部で報じられています。
しかし、浦和レッズはこの要求に応じてはなりません。なぜなら、この手の “パフォーマンス” を許すことでレッズやJリーグが得られるものは皆無だからです。
キ・ソンヨンの “猿真似パフォーマンス” の展開を思い出すべき
ペク・ドンギュの暴力行為は決して容認できるものではありません。試合に出場すらしていない選手が試合中にピッチを 50m 以上も横断し、バックスタンド側のタッチライン沿いにいた阿部選手にジャンピングエルボーを見舞っているのです。
このタイミングでペク・ドンギュが謝罪の意向を示したのは、謝罪に出向いたことを前面に押し出し、処分軽減を狙う極めて身勝手なものと言えます。
(非公式であれ)謝罪の場が与えれれば、「当事者同士では解決済み」と主張し、AFC (アジアサッカー連盟)から下される処分の軽減を声高に求めることでしょう。
また、その場で発言されていないことをメディアに主張することは容易に想像できます。「阿部は(チェジュの選手の気持ちを)理解してくれていた。あの騒動の原因は槙野の挑発行為であり、謝罪もしてくれた」と記憶を改ざんし、開き直ることは明らかだからです。
キ・ソンヨンのケースでも同じことが起きました。同じことをペク・ドンギュが起こした今回の件で繰り返すことによるメリットは浦和レッズには存在しないのです。
ペク・ドンギュが謝罪したいのなら、まずは選手本人による謝罪映像をクラブ公式サイトにアップさせるべき
浦和レッズとしてはペク・ドンギュの謝罪を現時点で受け入れるべきではありません。自己保身のためのパフォーマンスであることが見え見えで、レッズというクラブにとってのメリットがないからです。
ただ、理由もなく拒否すると、日本国内にいる “親韓派” がペク・ドンギュに同情する記事を書くことが予想されます。そのため、以下のような条件を突きつけるべきでしょう。
- 暴力行為を働いた選手のために時間を作る予定はない
- AFC に不服申し立てをしている時点で非を認めていないことは明らかだ
- 直接謝罪したいなら、まずは済州(チェジュ)の公式ウェブサイトに選手自身による謝罪映像をアップすべき
- AFC からの判決が確定した上でなら、条件付きで直接謝罪を認める
“肝” となるのは「直接謝罪などと小細工することを企む暇があるなら、ペク・ドンギュの所属チームである済州(チェジュ)の公式ウェブサイトに謝罪映像を掲載すべき」とチェジュ側に非があったことを認めさせることです。
謝罪をすれば、ピッチに立つ資格のない選手の暴力行為が容認されるという前例は絶対に作ってはなりません。「メッシを止めるにはスナイパーを配置するしかない」というジョークがジョークでなくなってしまうことは大きな問題であることを自覚しなければならないのです。
1週間が経過してもチェジュの愚行を批判しないサッカーファミリー
浦和の森脇選手が起こした侮辱発言問題で批判の声をあげた “サッカーファミリー” が韓国・チェジュが起こした愚行には沈黙を貫いていることは欺瞞と言えるでしょう。
森脇選手が侮辱発言ではなく、ペク・ドンギュのようにジャンピングエルボーをレオ・シルバ選手にお見舞いしていれば、批判の声は比べ物にならないほど強かったはずです。「鹿島の選手が挑発してきたからだ」と浦和の選手が発言していれば、火に油を注ぐ結果となっていたことでしょう。
しかし、ペク・ドンギュが起こした暴力行為では奇妙なまでに韓国チームの肩を持つ “サッカーファミリー” があまりに多すぎます。
サッカー界の差別問題で日本人選手やチームを批判してきた清義明氏や梁英聖氏はペク・ドンギュが起こした今回の暴力行為に対する見解をいつ発表してくれるのでしょうか。「暴力行為に対する韓国側の主張は世界では通用しない」のです。
マナーの問題では済まされない暴力行為についての見解を発表せず、批判したい対象だけにバッシングを浴びせる姿勢は “サッカーファミリー” としてあるまじきことと言えるのではないでしょうか。