毎日新聞は威圧的行為をした記者の実名を公開し、厳しい処分に科さなければならない

 毎日新聞の記者が福岡県春日市議会で一般質問を行った市議に対し、威圧的行為を働き、会社宛に抗議文が提出される事態になっていると産経新聞が伝えています。

 傍聴席からヤジを飛ばした挙句、一般質問を終えた市議に詰め寄り、胸を突いた行為は断じて容認することはできません。厳しい処分に科したことを公表しなければならない事案だと言えるでしょう。

 

 毎日新聞の60代の男性記者が、福岡県春日市議会で一般質問をした内野明浩市議(56)に威圧的行為をとったとして、同市議会(定数20)の13人が連名で、毎日新聞に抗議文を提出することが4日、分かった。文書は記者の行為について「市議会における発言の自由を脅かすもので、決して許されるものではない」としている。

 内野氏や複数の市議によると、6月21日の本会議一般質問で、内野氏が毎日新聞の記事について「読者が誤解しやすい内容での報道」と発言した。これに対し、記事を書いた記者が傍聴席で声を上げ、その後、議会棟内にいた内野氏に「誤解とは何だ」などと言い、片手で胸を押すように突いたという。

 

 議会で一般質問を行った市議に傍聴席からヤジが飛び、「ヤジの発言者がひどく興奮した様子で質問をした市議を議会棟内で探し回っていた」との証言も出ているのです。

 この記者が起こした行為は許されるものではありません。議会政治そのものを冒涜するものですし、「議員の資質」を問うのであれば、「記者の資質」も同様に問われるべきと言えるでしょう。

 

1:誤解を招く記事を書いたのは毎日新聞の勝野昭龍氏

 産経新聞によりますと、『春日市長、反対討論「撤回を」』との記事が「読者が誤解しやすい内容」だと内野市議が一般質問で取り上げたことが発端であるとのことです。

画像:問題の発端となった毎日新聞の記事

 署名記事であり、【勝野昭龍】と記載されています。“記事を書いた記者” が傍聴席で声を上げたのですから、胸を押すように突いたのは勝野氏ということになります。

 傍聴席で記者が騒ぐ時点で論外ですが、その上で暴力行為を働いたにもかかわらず、免職されていない時点で「ありえない」と言えるでしょう。

 

2:勝野昭龍氏は「処分を受けた人物の匿名発表」に反対している

 勝野氏ですが、免職で名前が出ないことはおかしいと主張する記事を書いています。それが口先だけであるかは今回の問題への対処で明らかになるはずです。

画像:勝野昭龍氏による記事

 毎日新聞は勝野氏が「さじ加減で決めるな」と述べているのですから、処分を受けた人物を実名公開し、処分内容と根拠(=社会規則)も合わせて発表しなければなりません。

 ただ、毎日新聞はヨルダン・アンマン国際空港でクラスター爆弾を爆発させた五味宏基氏をかばい続けた過去がありますし、奈良県南部の産婦人科を壊滅させる “スクープ記事” を書いた青木絵美氏も毎日新聞・西部本社(福岡市)で勤務し続けています。

 おそらく、なあなあで誤魔化すことでしょう。責任を取ろうとしないマスコミには政治家の責任を追求する資格はないことを自覚する必要があるのではないでしょうか。