北朝鮮、日本海での活動を活発化させる
北朝鮮が日本海での活動を活発化させています。
「日本海のイカ好漁場で違法操業している」と産経新聞が伝えていましたが、北朝鮮のディーゼル潜水艦が日本海で特異な行動をしていたと NHK が伝えています。
国家の安全が脅かされる事態にどう対処するのかを論じ、結論を出すことが国会の役割と言えるでしょう。しかし、現実には加計学園の疑惑で貴重な時間を浪費させている訳ですから野党やマスコミの責任は極めて重いと言えるはずです。
アメリカ政府の当局者は22日までにNHKの取材に対して北朝鮮の潜水艦が日本海でおよそ1週間にわたって活動を続けていることを明らかにしました。
それによりますと、この潜水艦はディーゼル型のロメオ級で、アメリカの監視記録では、この型の潜水艦の場合、通常、4日程度で活動を終えていますが、今回はこれを超えておよそ1週間に及び、これまでで最も長いということです。このためアメリカ軍はこれまでにない特異な行動だとしてその目的などについて分析を進めているということです。
核開発に加え、大陸間弾道ミサイルを発射している北朝鮮が潜水艦の活動も活発化させています。この点についての対策が講じられているのか議論する必要があるはずにもかかわらず、ほとんど議題になっていないことは問題と言えるでしょう。
政権を “疑惑” を攻撃するなら、疑惑を裏付ける証拠が必須です。しかし、追求側が証拠を全く提示できていないのですから、言いがかりに過ぎず、貴重な国会での議論を浪費している許されざる行為なのです。
北朝鮮は潜水艦を使った不穏な活動とは別に日本の排他的経済水域で密漁を行っています。
産経新聞によりますと、日本海の大和堆(やまとたい)で北朝鮮の船舶が密漁などの違法操業を行っているとのこと。大和堆はイカの好漁場であり、日本の資源が盗まれているのです。
このような行為をする北朝鮮を批判することは当然です。それができないのであれば、国会議員としての資質に問題ありと言えるでしょう。
また、取り締まり強化のために必要な予算が確保されているのかを国会の場で取り上げることも必須です。「資源保護」に取り組むのであれば、対策が適切に行われているかを確認することも重要な項目なのです。
なぜ、野党やマスコミは国家の財産が明らかに脅かされている事態への対応を怠るのでしょうか。「加計学園の方が問題あり」と現在でも考えているなら、明らかに優先順位を間違っていますし、致命的です。
日本政府がボロボロになって得をする勢力と一体化していると批判されても仕方のないことと言えるのではないでしょうか。