『森友学園』の籠池夫妻が補助金詐欺で逮捕、彼らと会談した野党4党は会談内容を速やかに公表せよ

 『森友学園』の籠池泰典および籠池諄子の2名が国からの補助金をだまし取った詐欺の疑いで逮捕されたと NHK が伝えています。内容の異なる3種類の契約書があったのですから、詐欺として立件される可能性は極めて高いと言えるでしょう。

 籠池夫妻と共に問題となるのは野党4党です。なぜなら、3月16日に籠池容疑者の自宅を訪れ、会談しているからです。

 この際、日テレの『バンキシャ!』は「補助金不正受給の話が出た」と報じていますが、その場にいた野党4党は否定していないのです。これは籠池容疑者らの片棒を担いでいたことと同じであり、疑惑解明のために野党4党の当事者は説明責任を果たさなければならないのです。

 

 逮捕されたのは「森友学園」の前理事長、籠池泰典容疑者(64)と学園が運営する幼稚園の前副園長で妻の諄子容疑者(60)です。

 大阪地検特捜部の調べによりますと、籠池前理事長らは小学校の建設工事で金額が異なる契約書を提出し、国の補助金5600万円余りをだまし取っていたとして詐欺の疑いが持たれています。

 

 籠池容疑者が逮捕された理由は小学校の建設費が異なる契約書が複数存在したことです。

 申請時の窓口ごとに契約書を提出するケースはありますが、“建設費” の項目として計上される金額はどの契約書でも同じになるはずです。これが確認されているだけでも3通りの金額が存在しており、「騙す気はなかった」という弁解が通用する見込みは低いと言えるでしょう。

 

1:3月16日に野党4党は籠池容疑者の自宅で何を話したのか?

 籠池容疑者による詐欺事件で解明しなければならないのは「3月16日に野党4党が籠池容疑者の自宅を訪れ、そこで何について話したのか」という点です。なぜなら、日本テレビ『バンキシャ!』で次のように紹介されているからです。

画像:『バンキシャ!』で報じられた内容

 籠池諄子容疑者から「補助金でお父さん(=籠池泰典容疑者)ちょっといじくってたですよ」と聞かされていたと報じられています。野党4党は国会での証人喚問を強く要望していましたが、補助金の不正受給を知っていた上で要求していたのであれば、話は別です。

 籠池容疑者の自宅で会談を行った野党4党の議員4名は会談内容を明らかにし、証人喚問に応じなければならない立場にあるのです。

  • 今井雅人(民進党)
  • 小池晃(日本共産党)
  • 福島瑞穂(社民党)
  • 森裕子(自由党)

 

2:補助金詐欺の疑いが強かった人物を持ち上げ続けたマスコミも同罪である

 野党4党と同様に補助金詐欺を行っていることが濃厚になった籠池容疑者を持ち上げ続けていたマスコミも同罪です。特に、TBS と系列の毎日放送(MBS)は群を抜いています。

 公正な報道をしていた訳でなく、一方的な “籠池擁護” のスタンスを採り、秋葉原での安倍首相の応援演説を妨害する様まで撮影していたのです。

 一般人が応援演説を妨害しても違法行為で罰せられます。にもかかわらず、補助金詐欺を働いた疑いが強かった人物を擁護し、パフォーマンスをする様子の “絵” を撮る方を優先していました。

 籠池容疑者と同様に厳しい批判をされるのは政権批判のためなら、犯罪者でも平気で持ち上げ、印象操作によるバッシングを行うマスコミ自身と言えるでしょう。

 

 野党4党およびマスコミには「籠池容疑者による補助金不正受給の片棒を担いでいた」という疑いがあるのです。

 3月の会合で “手ほどき” をしていた疑惑があるため、籠池容疑者の自宅で会談を行った野党の4議員は説明責任を果たさなければなりません。むしろ、証人喚問に出るべきは今井、小池、福島、森の4議員です。

 「土地取引」に焦点を当てたいのであれば、他の土地でも同じように検証すべでしょう。購入した土地の隣接地が豊中市にどのように売却され、その際の金額がいくらだったのかをマスコミは報じなければなりません。

 政権批判を目的に犯罪行為を黙認する姿勢の方が問題と言えるのではないでしょうか。