18連休を満喫した野党、復帰した衆院本会議で「前代未聞の異常な国会」と立憲民主党・神谷裕議員が開き直る

 ゴールデンウィーク18連休を満喫していた野党が5月8日の衆議院本会議から国会に復帰しました。

 ところが、復帰当日の本会議で立憲民主党・神谷裕議員が「やっと国会が正常化したが、前代未聞の異常な国会」と国会をサボった責任を与党に転嫁をする発言をしています。全く反省がないと言えるでしょう。

 

神谷裕議員(立憲民主党)の発言

 野党が18連休から復帰した5月8日の衆議院本会議で立憲民主党は神谷裕議員が以下の弁論を行いました。

 神谷議員:「本日からやっと国会が正常化しましたが、この通常国会、本当に前代未聞の異様な国会だと申し上げざるを得ません。

 (中略)

 立憲民主党を始めとする私達野党は再三再四、政府与党に対して、これらの問題の全容解明のための必要かつ十分な審議と、その審議の前提となる資料の提出・調査結果の公表を強く求めてまいりました。

 繰り返します。こうしたことは審議や質疑の大前提です。行政府を厳しく監視することは立法府の重要な責務であり、充実した質疑を行う環境を整える責任はひとえに政府与党にあります。

 立憲民主党の代表として登壇した訳ですから、この主張が「党の公式見解」なのでしょう。

 世間一般の給与額を大きく上回る高給を得ておきながら、ゴールデンウィーク18連休を満喫していたのが野党なのです。国会議員としての職務を放棄し、サボり続けた “税金泥棒” は「自らの立ち振る舞いを猛省し、世間に詫びを入れることが先決」と言えるでしょう。

 

国会から排除された “膿” が再び蓄積し始めた

 立憲民主党を含める野党は根本的な勘違いをしていると言えるでしょう。なぜなら、野党が国会審議をサボっている状況下でも、国会は “正常化” していたからです。

 「国会で審議が行われている状態」が『正常』なのです。維新の党を除く野党6党が “一身上の都合” で審議をサボっていても、国会審議が行われていれば、『正常』と言えるです。

 むしろ、野党6党の “わがまま” に配慮し、「国会での審議を開催しない」と判断することのが『異常』だったのです。したがって、野党が審議に復帰したから、国会が正常化したという指摘は誤りなのです。

 

“泣く子は餅を1つ余計もらえる” との思惑が外れた野党

 野党6党は『ゴネ得戦術』を採用し、マスコミと歩調を合わせたアピール合戦に終始してきました。それが「一定の成果」を得ていたのですから、より過激になるのは当然の成り行きです。

 しかし、その思惑が完全に裏目に出ました。以下の4項目を与党側が満たすことを要求し、国会審議を拒否(=サボり)を行い、世間一般で働く社会人を逆なでしたのです。

  1. 麻生財務相の辞任
  2. 柳瀬唯夫・元首相秘書官の証人喚問
  3. 財務省の文書改ざん問題に関する調査結果の早期公表
  4. 自衛隊日報問題の究明

 なぜ、「国会で3分の1にも満たない議席数の政党が要求する項目」を残る議席を持つ多数派が満たさなければならないのでしょうか。

 これでは “小数決” となり、「民意が反映されている」とは到底言えません。しかも、野党が要求している内容が「倒閣運動を目的にしたものであり、問題解決策ではない」と有権者に見透かされているから、世論調査で嫌悪されているという実態が浮き彫りになったのです。

 

 国会議員として「期待された本来の仕事」を行わない議員や政党は批判されて当然です。理解を示してくれる人は少数派と言えるでしょう。

 自らが提案した法案の審議すら拒否するという異常な振る舞いをしていたのは野党6党です。野党が審議をサボっていても、国会での審議は行われていましたので「国会は正常化済み」です。

 無断欠勤を一般企業で行えば、懲戒解雇の対象になるはずです。そのような処分を受けず、逆ギレによる醜態をさらす野党が反感を買うことは当然の結果であることを自覚し、審議拒否というサボりを行ったことを謝罪することが野党6党には求められていると言えるのではないでしょうか。