「国民健康保険料を約6割の外国人世帯が滞納している」という実態は「外国人が社会保障を圧迫している」という主張の根拠になる

 NHK によりますと、千葉県船橋市に在住する外国人世帯の約 60% が国民健康保険の保険料を滞納している状態であるとのことです。

画像:外国人の保険料滞納を報じるNHKニュース

 社会保険料が国の財政を大きく圧迫している中で、この問題は見逃すべきではないでしょう。「外国人による社会保障のタダ乗り」はマイナス面が大きく、厳しい対応が必要であると言えるはずです。

 

 船橋市によりますと日本語学校の入学者の増加などに伴い、国民健康保険に加入する市内在住の外国人はことし5月の時点で7613世帯と、この5年間でおよそ1.9倍に増えましたが、このうち60%余りにあたる4618世帯が保険料を滞納しているということです。

 これは日本人世帯の滞納率の4倍近くにのぼるということで、船橋市は言葉や制度の違いによって、周知が進んでいないことが原因の1つとみて新たな対策に乗り出しました。

 船橋市の対応は「かなり悠長なもの」と言えるでしょう。ただ、保険料の支払いが滞納されたことで船橋市が直接的な損害を被るのではないため、当然と言えば当然の反応です。

 現実には “国が集めた税金” で補填されることになるのですから、滞納者を甘やかすメリットはないと言えるはずです。

 

「保険料を滞納していても、保険診療を受けることは可能」という問題

 保険料の支払いが滞納が起きた際の問題は「保険診療を受けることが可能」ということでしょう。つまり、保険料を滞納していても、窓口負担が3割で済むという状態が継続されているからです。

  1. 保険料の支払いを滞納すると、督促状が届く
  2. 督促後も滞納が続くと、『短期被保険者証』に変更される
    → 通常の被保険者証よりも有効期間が短い
  3. それでも滞納が続くと、『被保険者資格証明書』に変更される
    → 受診料は全額自己負担

 すぐに全額自己負担になることはありません。ただ、行政側が “忖度” をすれば、保険料の支払いを滞納したまま、保険診療を受け続けることが可能な制度なのです。

 今回、問題が発覚した船橋市は「言葉や制度の違い」などと悠長なことを述べていますが、あまりに無責任な対応と言わざるを得ないでしょう。

 

「(一部の)外国人にタダで入園券を渡していた新宿御苑と同じ問題を抱えている」と認識し、対応を施すべき

 『一部の外国人世帯が保険料を滞納している問題』は『一部の外国人がタダで入園券を手にしていた新宿御苑の問題』と同じだと言えるでしょう。

 新宿御苑では、入園券の発行窓口に勤務していた非常勤の70代の男性職員が、おととしまでの2年半余りの間に一部の外国人観光客に1枚200円の入園券をただで渡していたことが去年、明らかになりました。外国語が話せないため外国人観光客を恐れていたということで、職員は懲戒処分を受け退職しました。

 担当の日本人が「外国人の母国語を知らないため、徴取を躊躇・断念する」という本末転倒な事態が起きてしまいました。

 日本に来た外国人には “日本語で” サービスを提供すれば、本来は十分です。ところが、一部の左翼活動家がそうした行為を「差別だ」と糾弾し、メディアもその姿勢に同調した記事を掲載したことで問題の温床が生じてしまったのです。

 その結果、“来日外国人の母国語” でコミュニケーションが取れない日本人がサービスの対価を請求することが難しくなり、損失分を(日本人が)肩代わりすることを強いられているのです。この問題は「リベラル派が引き起こした部分が大きい」と言えるでしょう。

 

『医療目的の偽装来日』と『国民健康保険料の滞納』はどちらも社会保障制度の敵

 社会保障が国の財政に占める割合は大きく、『高齢者の増加』が社会保障費を押し上げている要因の1つです。ただ、『医療目的であることを偽った来日』や『保険料の滞納』も社会保障の制度そのものを揺るがす問題であることに変わりありません。

 なぜなら、「制度を維持するために定められた料金が支払われていない」という事態が起きているからです。

 不足分の資金は(最終的に)国から税金で補填される可能性が高い訳ですから、社会保障制度を圧迫する行為を平気で行う人物には国籍に関係なく厳しい態度を採る必要があるでしょう。

 特に、保険料の支払いを滞納する外国人世帯には「強制退去」を勧告した上で、日本国内にある財産を全額差し押さえれば良いのです。そこまで踏み切れば、外国人ネットワーク内で「保険料の滞納はシャレにならない」との共通認識が芽生え、支払いを滞りなく行うと考えられるからです。

 もし、リベラル派が「あまりに厳しい対応だ」と批判するなら、「批判をする前に滞納分を立て替えてもらいたい」と正論を投げかけるべきでしょう。リベラル派は口ではキレイゴトを述べますが、自らの懐を痛める覚悟まで持ち合わせている “本物” はほとんど存在しないからです。

 

 少なくとも、『外国人による日本の社会保障制度へのタダ乗り』は「国民健康保険料の滞納」という形で現実に起きている問題なのです。下手に矮小化するのではなく、不届き者に対しては国籍に関係なく厳しい対処を求めることが重要だと言えるのではないでしょうか。