「女性をモノ扱いし、性的に消費していた」のは『女性の人権』を訴える仁藤夢乃氏だったという現実

 #MeToo など『女性の人権』を訴える活動が日本でも注目されましたが、定着するまでには至っていない状況にあります。その理由は「女性のための活動」ではなく、「日本の左翼運動で便利に使えるための道具」に過ぎないからでしょう。

 女子高生の保護活動に熱心な仁藤夢乃氏も恣意的に女性を利用しているからです。女性を守るどころか、自らの政治的思想を実現するための盾として使っているのです。

 活動に理解が広がらないのは当然と言わざるを得ないでしょう。

 

仁藤夢乃氏のツイート

 仁藤夢乃氏が行ったツイートで問題されるべきは以下の内容です。

画像:仁藤夢乃氏のツイート

 道路交通法に違反する「公道の占拠」を沖縄の名護市辺野古で行い、機動隊に排除される際に「若い女性に触るな、セクハラだ」と騒いだのです。

 性差別に批判する立場を採っていながら、「若い女性」という性を前面に押し出しているのです。党派性が強く現れた場面で恣意的に『女性という性』を利用したのですから、性差別やジェンダー論に泥をかける行為と言わざるを得ないでしょう。

 

「女性をモノ扱いし、性的に消費すること」を仁藤夢乃氏は過去に批判していた

 野党に所属する女性議員が『女の壁』を作って国会審議を妨害した過去がありますから、『女』を武器にする女性がいることは不思議なことではありません。ただ、仁藤氏はそれを否定していたのです。

画像:仁藤夢乃氏の過去ツイート

 「人権を学んで欲しい」と主張していますが、仁藤氏も人権を学ばなければならない立場です。

 なぜなら、取り締まりを行っている機動隊員にも人権があるからです。“違法行為をしている人物” の取り締まりを行う警察官に「セクハラ加害者」のレッテルを貼ろうとしている時点で、仁藤氏は「性差別の加害者」になっているのです。

 人権意識が軽薄なのは仁藤氏の方ですから、性差別問題に取り組んでいる人々は仁藤氏の行動を批判しなければならないと言えるでしょう。

 

仁藤氏の行為はセクハラ被害を訴える声に疑念を抱かせる

 仁藤氏のような行為を容認すると、本当に被害を訴える声が届かなくなってしまう恐れがあります。

 「異性に身体を触られた。セクハラだ」と主張し、自らの違法行為が批判されることから目を背けようとしているのです。左翼活動に共感するマスコミは忖度報道をしてくれるでしょう。

 しかし、ネットが普及した現在では「セクハラと主張して自らの非が目立たないようにしていること」が丸見えです。したがって、仁藤氏や野党の女性議員が「偽装セクハラ」で悪目立ちするほど、セクハラ被害を訴える声が「同じ穴のムジナ」と見られる傾向が強くなることは避けられません。

 つまり、「女性(の権利や人権)を守れ」と主張しているフェミニズム界隈の行動が「女性が訴えるセクハラ被害の解決」を遠のかせているのです。

 

 また、セクハラ問題は「加害者:男性、被害者:女性」という固定概念で語られていることも問題です。「男→男」、「女→男」、「女→女」という関係でもセクハラは発生します。

 このような概念が抜け落ちている日本のフェミニズムは所詮『左翼運動の便利な道具』に過ぎないのでしょう。

 「若い女性」を強調するなら、「仁藤氏のような “年配の” 女性に触れるのは問題ない」との皮肉も出てくると自覚する必要があると言えるのではないでしょうか。