「テレビで乱暴な韓国になら何を言っても良いんだ」を実践している青木理氏が嫌韓を広げているという現実

 ジャーナリストとして活動し、テレビにも出演する青木理氏が「日本ではメディアが嫌韓感情を煽っている」と TBS 系列の『サンデーモーニング』で指摘したと報じられています。

 この発言はピントがズレていると言わざるを得ないでしょう。韓国に対する批判は真っ当なものですし、“嫌韓感情” が広まる大きな理由は「韓国の問題行動を無理筋なロジックで親韓派が擁護するから」です。

 青木氏はその代表格です。その自覚がないから、嫌韓が広がる結果になるのです。

 

 日本はどうかというと、ほぼ韓国批判一色、どころか、言いにくいんだけどこの局なんかも含めて非常にテレビで乱暴な韓国なら何を言ってもいいんだみたいな状況の人たちがたくさん出てきて、またみんなであおっているという状況になっている。

 本来、政治とメディアがあおっちゃいけないのに、あおってちょっといい気になっているっていう風潮がむしろ日本が強まっているっていうあたりが僕はここのところすごく気になっている

 

日本人女性が韓国で暴行された事件を「報じる価値なし」と切り捨てた青木理氏

 8月27日にテレビ朝日系で放送された『モーニングショー』出演した青木氏は韓国・ソウルで日本人女性が韓国人の男から差別発言を浴びせられ、暴行も加えられた事件に対して次のようにコメントしています。

  • 韓国に5年住んでいたが、治安は悪くない
  • 自分がソウル特派員で普段いた時なら、書かないニュース
  • (日韓関係が悪い)時期が時期だから騒ぎになっただけ
  • こんなニュースで嫌韓を煽るな
  • (チョッパリ発言は)韓国人が日本人や在日などに良く使う言葉

 青木氏の発言は「韓国に対するヘイトスピーチ」にもなっているのです。それを認識していないことも致命的です。

 日常茶飯事として発生する事件や事故はニュースにはなりません。

 つまり、「『韓国人男性が日本人女性を暴行すること』は韓国では良くあること」であり、「韓国人が日本人に差別発言をすることも日常的」と主張していることと同じなのです。このような発言をテレビですれば、韓国に対する感情が悪化するのは当然と言わざるを得ないでしょう。

 

「条約を守らない韓国への批判」が起きるのは当たり前

 韓国のムン・ジェイン政権が日韓基本条約すら守らずに好き勝手な振る舞いをするから、日本国内から “韓国の耳が痛い批判” が起きるのです。

 もし、韓国が「煽られている」と感じるなら、それは単なる被害妄想です。日本の政治家から発生られているのは「至極妥当な要求」に過ぎない内容ですし、責務を果たさない韓国を擁護する方が無理筋です。

 親韓派は「話し合いで解決すべき」と主張しますが、当事者である韓国の大統領が「1度の合意で過去の問題は終わらない」と宣言しているのです。

 つまり、韓国は合意事項を守る気がないのです。「(話し合いの末に合意を導き出したとしても)無意味である」とムン・ジェイン大統領が宣言しているのですから、この発言が批判の対象になるのは当然です。

 日本からの批判が妥当でないなら、批判に対する反論をすれば済むことです。反論ができないから、「批判」に「煽り」のレッテルを貼ることで韓国に対する批判を弱めようとしているのでしょう。

 

“非のある行為を批判されない韓国” には嫌悪感が広がる

 どの国にも良い面があれば悪い面もあります。日本にも良い面と悪い面がありますし、韓国も同様です。

 ところが、韓国に関しては親韓派が「良い面だけを強調」し、「悪い面は日本に責任転嫁」という姿勢を露骨に採っています。

 明らかに韓国に非のある問題でも日本の責任にされているのです。これを「羨ましい」や「当然だ」と思う人が日本には少ないから、韓国への嫌悪感が広がっているのです。

 しかも、「(日本は)1000年経っても加害者」と日本人を “産まれながらの罪人” として『出自による差別』をする有様です。こうした韓国を批判するどころか、安倍政権を批判するために礼賛を惜しまないのです。

 嫌韓は「韓国の実態を知った一般人」を中心に広がっており、親韓派による無理筋な擁護はそのペースに拍車をかけていると言えるのではないでしょうか。