NHK・朝日新聞・時事通信が自民党・甘利明議員の発言を切り取り、“見出し詐欺” を使ってまで甘利議員を『女系天皇容認派』に仕立て上げる
自民党の税制調査会長を務める甘利明議員が11月24日(日)に出演したフジテレビでの発言を NHK、朝日新聞、時事通信などが『見出し詐欺』に手を染めてまで内容を歪めています。
これらのメディアは甘利議員を『女系天皇容認派』に仕立て上げたいのでしょう。なぜなら、女系天皇は歴史上存在しておらず、「皇統の断絶を意味する行為」だからです。
大きな反発を招く主張をすれば、“主張をした側” に批判が向かいます。批判の矛先をかわすために甘利議員の発言をでっち上げているのですから、悪質な行為として厳しい批判が浴びせられるべきと言えるでしょう。
■ NHK・朝日新聞・時事通信が報じた内容
NHK・朝日新聞・時事通信が報じた甘利議員の番組内での発言は以下のものです。
皇位継承に関する話題で「男系を中心に順位を付け、最終的選択として女系も容認すべきだと思う」と述べました。しかし、発言の後半部分だけを切り取った記事をタイトルに使って配信しているのです。
朝日新聞も記事の本文中では甘利議員の発言を的確に伝えてしますが、タイトルでは「女系天皇を容認」と誤解を招くものになっています。それよりも悪質なのは時事通信です。
こちらは甘利議員が「女系天皇を要望する」との見出しになっており、事実とは異なります。明らかな誤報に該当する記事ですが、同業者からの批判が起きていないことが問題と言わざるを得ないでしょう。
■ 事実
1: 甘利議員の主張は「男系中心の順位付け」
甘利議員の皇位継承に対する順位を示すと以下のようになるでしょう。
- 男系男子
- 旧宮家の男系男子の皇籍復帰
- 男系の女性天皇
- 女系天皇
発言内容は保守系の論客などが従来から主張していたものであり、大騒ぎするものではありません。しかし、「女系天皇」に言及した上、「女系天皇の誕生」を全否定しなかったためにマスコミが発言を切り取って報じたのです。
マスコミが揶揄した『自民党の失言対策マニュアル』で紹介されていた行為をまたも繰り返しているのですから、メディアに対する信用が低下することは避けられないと言わざるを得ないでしょう。
2:『女性天皇』と『女系天皇』は似て非なる存在
「マスコミは『女系天皇容認キャンペーン』を展開中」と言える状況にありますが、『女性天皇』と『女系天皇』は似て非なる存在です。どのように異なるのかを「サザエさん」の磯野家で紹介することにしましょう。
磯野家を皇族と仮定すると、以下のようになります。
- 波平(男系男子) = フネ
- サザエ(男系女子) = フグ田マスオ
- タラオ(女系男子)
- カツオ(男系男子)
- ワカメ(男系女子)
- サザエ(男系女子) = フグ田マスオ
現在の皇室は「男系」で受け継がれています。過去には『女性天皇』が誕生していますが、いずれも父方が皇族の『男系女性天皇』です。これは “サザエさんやワカメちゃんの立場にある女性” が天皇になることです。
しかし、『女系天皇』が誕生したことは過去にありません。こちらは “サザエさんやワカメちゃんの子供(や孫)” が天皇になることであり、タラちゃんが天皇になることと同じです。
「カツオくんという『男系男子』の条件を満たす継承者がいるにも関わらず、『女系』であるタラちゃんを継承者にしようと活動している」のが『女系天皇容認論』を掲げているマスコミなのです。
本人がしてもいない発言を作り上げてまで『女系天皇容認』の世論を作ろうとしているのですから、マスコミが世間に知られたくない “情報” を隠していると見るべきと言えるでしょう。
このような発言の切り取り報道を何度も繰り返し行う自称・報道機関に対し、罰則規定を設ける必要があるのではないでしょうか。