教育
文部科学省および日本学術振興会が交付を行う『科学研究費助成事業』という制度が存在します。 目的は「独創的・先駆的な研究に対する助成を行う」となっていますが、その条件を満たしているのかが疑わしい研究も存在します。個人的な思想や政治的信条のため…
「教員の長時間労働」が表面化した『学校の部活動問題』に対し、自民党が地域に統合型スポーツクラブを設置するとの提言案をまとめたと NHK が報じています。 現場の教員は “いじめ問題” への対応などが丸投げされており、教材研究といった本業に充てる時間…
貧困問題にスポットを当て、“社会派路線” の紙面作りをしている朝日新聞が奨学金制度をバッシングするキャンペーンを展開しています。 「弱者が食い物にされている」との印象を植え付けたいのでしょうが、事例として紹介されているケースはいずれも借りた側…
NHK によりますと、教員の長時間勤務に対して実効性のある取り組みを求めた署名が文科省に提出されたとのことです。 “ブラック部活” とメディアで取り上げられるほど、教員の長時間勤務は問題となっています。公務員も『働き方改革』の対象に含まれていなけ…
大阪大学で行われた入試試験で出題ミスがあり、本来であれば合格していた30名が不合格になったとことが明らかになったと NHK が伝えています。 ミスは誰もがすることですが、認めるまでに1年近くを要したことは問題と言えるでしょう。外部から3度目の指摘で…
読売新聞が日本私立学校振興・共済事業団に情報開示を要求したことで初公開された財務データから、私立大学や短期大学を運営する法人の 17% が経営困難な状況にあることが判明したとのことです。 少子化が進行し、学生の奪い合いが起きている状況で教育無償…
主語と述語の関係といった “係り受け” などの文書の基本構造を理解できていない中高生が多く存在すると見られることが調査で明らかになったと日経新聞が伝えています。 読解力不足は個人に跳ね返ってくることが一般的です。しかし、読者の読解力不足や思い込…
『日本財団』が「家庭の経済格差と子どもの能力格差の関係分析」の速報版(PDF)を公開しています。 「貧困状態の子どもの学力は10歳を境に急激に低下する」、「逆転は年齢が上がるほど困難になる」と分析結果を発表していますが、“見落とし” があると思われ…
文科省の国立大学法人評価委員会が平成28年度(2016年度)の実績評価を公表し、その中で東京大学が「研究不正があったこと」を理由に低評価になったと日経新聞が報じています。 この評価基準は誤りと言えるでしょう。なぜなら、「研究不正ではない」と結論付…
大阪の府立高校で生まれつき茶髪の生徒が黒髪を強要され、精神的苦痛を受けたことを理由に損害賠償を請求したと朝日新聞が伝えています。 “人権” に敏感な左派界隈を中心に学校側の対応を批判していますが、論理が脱線気味になっています。批判をするのでは…
2017年のノーベル賞が発表され、自然科学分野で日本人の受賞者はいませんでした。 このことに対し、松山政司科学技術相が危機感を抱いていると日経新聞が伝えています。基礎研究に予算が回されておらず、おかしな方向に向いていた文科省の方向性が是正される…
福岡県の私立博多高校で男子生徒が教員に暴行を加えている動画がネット上に投稿され、問題となったことを朝日新聞が伝えています。 男子生徒の行動は論外ですし、学校側の対応にも明らかな問題点があります。しかし、このような質の悪い生徒でも “大学無償化…
読売新聞によりますと、中学生の 25% が基礎的な読解力を身につけられないまま義務教育を終えていることが調査で明らかになったとのことです。 読解力を習得できていないことは将来的に損をする可能性が高まります。しかし、悲観しすぎることもないでしょう…
大阪府立大学で歴史学を研究する住友陽文教授が関東大震災で起きた朝鮮人虐殺事件の被害者数について、根拠のない主張をツイッターに投稿しています。 事実に基づかない主張を展開し、それを指摘されたにもかかわらず、訂正できないことは致命的でしょう。住…
“ゆとり教育” を推し進めて失敗した文科省がさらなる愚策を実施しようとしています。 読売新聞によりますと、「国立大学の付属校の入学者を学力ではなく、抽選で選ぶべき」との提言を盛り込んだ報告書を文科省の有識者会議が出す見込みとのことです。 エリー…
ケンブリッジ大学出版局が中国当局からの要請で天安門事件やチベットに関連する論文への中国からのアクセスを遮断する措置を実施したとの声明を発表したと日経新聞が伝えています。 「言論の自由」はタダと思っている人は考えを改めるべきでしょう。なぜなら…
時事通信によりますと、沖縄振興審議会で鶴保大臣が「沖縄向けの奨学金の創設を検討する」と明らかにしたとのことです。 しかし、この問題は政府がやることではく、沖縄県が取り組むべきものです。年間3000億円という振興予算を手にしておきながら対策を拱い…
教員が長時間労働に置かれる原因となっている「部活動の顧問」について、スポーツ庁はガイドラインの作成に乗り出すことになったと NHK が伝えています。 少子化の時代とは言え、少子化を上回るペースで仕事量が増加していることが問題の根幹にあるのです。…
自民党の教育再生実行本部が『大学授業料の出世払い』を安倍首相に提言したことに対し、弁護士の荘司雅彦氏が自身のブログで「大学授業料の “出世払い” は大学自身がやるべき」と主張しています。 このアイデアは非常に秀逸なものと言えるでしょう。各大学ご…
上智大学で教鞭をとる青地イザンベール真美氏が以下のツイートを行っています。 民進党の党員である青地イザンベール氏が反原発の姿勢を採ることに不自然な点はありません。しかし、「再生エネで誰も死なない」という主張は事実に反する内容であり、墓穴を掘…
政府が労働生産性を高めることを目的とした「大学改革の具体化」を指示したことに対し、東京大学の本田由紀教授が反発するツイートをしています。 “大学教育の成果” が一般社会での労働生産性を高めていないから、コストパフォーマンスが悪いと判断され、予…
私が立命館大学の学生、もしくは付属校に通う生徒の保護者であれば、間違いなく学校にクレームを入れていたことでしょう。 立命館大学国際関係学部で教授を務める高橋伸彰氏がツイッターで「アベ政権打倒のため、支出を減らし、経済を悪化させよう」と呼びか…
元 SEALDs の肩書きを持つ諏訪原健氏が「奨学金で借金1000万円を背負った」と主張し、政権批判を行っています。 国立大学の学部生で1000万円の奨学金を借り、返済の目処を立てず、不平・不満を述べている姿は見っともないの一言です。教育無償化を進めれば、…
文科省が実施している英語教育の実施状況を調査したところ、政府が目標とする数値を大きく下回る結果だったことが明らかになったと読売新聞が報じています。 「英語もできること」に越したことはありません。ただ、学生や教員側に恩恵が見えなければ、文科省…
NHK の時論公論で「科学者は軍事研究にどう向き合うか」というテーマで水野倫之解説委員が見解を述べています。 その中で、防衛省の研究制度は『学問の自由』が守れなくなる懸念があることで一致したとのことです。ただ、この主張は奇妙なロジックと言えるで…
『森友学園』が行った小学校の設置申請に問題あると指摘されている件で、大阪府私学審議会の梶田叡一会長が「罰則を設けて、森友に適用すべき」と主張していると日本テレビが伝えています。 気持ちは分かりますが、主張内容は論外と言えるでしょう。なぜなら…
朝日新聞が騒いでいる『森友学園』の件ですが、「学園側からの規制緩和の要望を受け、大阪府が基準を緩和した」と報じています。 しかし、これは言いがかりであり、“バッシングキャンペーン” としか言えないものです。「全国水準に緩和すること」を問題とす…
窃盗団を生み出した教育学部は他とは一線を画していたようです。 関西学院大学の外国人講師の男が「放射能を浴びると光る」などと福島県出身の学生に対して発言していたと朝日新聞が報じています。 関学の教育学部では生徒が “先輩に教わる” 形で神戸市内の…
日本で生活するムスリムの女性が学校での給食や礼拝という点で配慮を示してほしいと訴えていると静岡新聞が伝えています。 この要求に対応する必要はありません。「十分な配慮」はすでに示されており、特定の宗教に公立校が配慮を示すのであれば、他の宗教に…
大学においても教育無償化を訴える声に対応するため、自民党は『教育国債』の導入も検討に入れるプロジェクトチームを設置すると朝日新聞が報じています。 国債の性質は「資金の前借り」であり、恩恵を受けるのは大学教員など一部の関係者に限定されることで…