事前に日程が確定している G20 に出席する安倍首相に対し、「逃げた」とレッテルを貼る時事通信
時事通信が7月5日付で『「加計」説明に消極姿勢=閉会中審査で「首相隠し」』との記事を書いています。
事実確認をせず、記者の憶測が入った歪曲記事と言えるでしょう。印象操作の典型例と言うべき内容の記事になっています。
■ 時事通信が誘導したい目標
- 加計学園の疑惑で政権にダメージを与えたい
違法行為が確認されていない “加計学園の疑惑” を取り上げることは「安倍政権を倒したい」という目標があるのでしょう。マスコミの力を世間に誇示することができますし、マスコミの手柄として自慢することができるネタを手にすることになるからです。
■ 記事に書かれている事実
- 安倍首相はヨーロッパ出発前に “加計学園の疑惑” に対する説明を行っていない
G20 など欧州歴訪前に行われた記者会見で行うのは「どういった姿勢で臨むのか」という点であるべきです。マスコミが騒ぐような程度の低い “疑惑” ではないのです。
「クロという証拠はないが、無罪ならお前自身が証明できるはずだ」と時事通信などのマスコミは言いがかりを付け、「疑惑に対する説明がない」と文句を言っている状況です。
違法性でないことを疑惑とマスコミ等が勝手に決めつけていることの方が明らかな問題なのです。
■ 記者の個人的な感想
- 首相の政治手法は有権者に見透かされつつある
- 国民の疑念に向き合う姿勢を欠く首相が信頼を回復するのは容易でなさそうだ
上記の部分はどちらも記事を書いた記者による個人的な感想・願望です。国民に疑念を抱かせるような記事を書いたマスコミが「首相が信頼を回復するのは容易ではなさそうだ」と書くことは完全なマッチポンプと言えるでしょう。
■ 時事通信が意図的に隠している事実
- G20 が7月7日と8日に開催されることは3月の時点で確定済
- 加計学園が認可されたプロセスには問題ない
2017年の G20 がドイツ・ハンブルグで開催されることは2017年3月の時点で確定していることです。そのことを隠し、「首相は説明責任から逃げている」と主張することは悪質な印象操作です。
問題があるなら、「違法性があること」を堂々と示して批判すれば済むことです。しかし、マスコミは「怪しい」と曖昧なことしか言えていないことが現状です。
マスコミが報じる “疑惑” の類はいずれも公開されているワーキンググループの議事録を読み、内容を理解できれば払拭されるものばかりです。報道機関としてやるべき仕事をせず、政権批判のために事実を捻じ曲げる姿勢は論外だと言えるのではないでしょうか。