朝鮮総連広島県本部前で座り込みすらできない被爆者団体らの “抗議” など自己満足以外の何物でもない

 北朝鮮が核実験を行ったことに対し、被爆者団体などが広島市の平和公園で抗議の座り込みを行ったと朝日新聞が報じています。

 これは単なる自己満足に過ぎないと言えるでしょう。なぜなら、核実験を行った北朝鮮にとっては何の圧力にもなっていないからです。

 

 北朝鮮による核実験から一夜明けた4日、被爆地・広島では市民と被爆者ら約90人が広島平和記念公園(広島市中区)の原爆死没者慰霊碑前で座り込みをして、抗議の意思を示した。

 参加したのは広島県原爆被害者団体協議会など複数の被爆者団体、反核グループのメンバーら。「被爆地の核兵器廃絶と世界の恒久平和への思いを踏みにじる、到底許せない行為だ」として、無言の座り込みを決めた。正午すぎから「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する!」などと書かれた横断幕を掲げ、6回目の核実験を批判した。

 

 これほど、哀れな抗議活動も珍しいと言えるでしょう。抗議の効果はほとんどなく、平和ボケを起こした日本のマスコミぐらいしか行動を称賛していないのです。

 平和公園での座り込みしかできない団体による抗議活動で期待できる効果など極めて限定的と言えるはずです。

 

1:「朝鮮総連広島県本部前」で抗議活動を行う度胸のない被爆者団体ら

 被爆者団体や反核団体が「平和公園で座り込み」を行っている点は致命的なことです。なぜ、核実験を行った北朝鮮と関係の深い組織の目前で行わないのでしょうか。

 朝鮮総連広島県本部はマツダ・スタジアムを大州通りで隔てた場所に位置しています。“抗議の座り込み” をするのであれば、朝鮮総連に対して行われなければ意味がありません。

 北朝鮮と関わりの深い朝鮮総連に抗議の声をあげることすらできないのであれば、「到底許せない行為」などとマスコミに語ったところで誰も聞く耳を持たないでしょう。腰抜け団体による抗議活動など、参加者が自己満足する以外は何の結果も生み出さないのです。

 

2:核兵器を持った北朝鮮が “話し合い” に出る意味はない

 核兵器を持った北朝鮮が “話し合い” をする必要性は少なくなったと言えるでしょう。「核兵器廃絶」を目的とした交渉をする意味が北朝鮮にはなくなったからです。

 もし、“話し合い” を求められたら、「出席する意味がない、どうしても言うなら “誠意” を見せろ」と出てくることが濃厚です。

 そして、最後は合意事項を破ります。これは韓国・北朝鮮では「力を持っているから、約束(や合意)を破棄できる」という価値観が根付いているからです。「約束は守るもの」との価値観とは根本的に異なっていることをそろそろ学習しなければなりません。

 

 「話し合いで解決できる」と主張するのであれば、朝鮮総連と “話し合い” を行い、「北朝鮮の核実験に反対する」との声明を出させるべきでしょう。それすらできないのであれば、「話し合いをすべき」との意見は誰も聞く耳を持たなくて当然です。

 少なくとも、平和公園で座り込みをするという的外れな抗議活動しかできないようでは相手側が交渉の場にすら現れないと言えるのではないでしょうか。