参院内閣委員会で “カジノ法案” 採決時に暴力行為を働いた山本太郎議員(自由党)は懲罰委員会で断罪されなければならない

 マスコミが “カジノ法案” と呼ぶ『IR 法案』が19日に参院・内閣委員会で可決され、今国会中の成立が現実味を帯びました。

 ただ、採決時に狼藉を働いた山本太郎議員(自由党)への処罰は必須と言えるでしょう。メディアは「委員長席に詰め寄る」などとオブラートに包んでいますが、実際には暴力を振るっていたからです。

 お咎めなしで終わるなら、「参議院に『良識の府』を名乗る資格はない」と言わざるを得ません。

 

野党の暴力行為に忖度する時事通信

 時事通信は採決の様子を写真記事で以下のように伝えています。

画像:山本太郎議員の “抗議” を報じる時事通信

 参院内閣委員会は19日午後、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)実施法案を、自民、公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決した。写真は、採決の際に委員長席に詰め寄る自由党の山本太郎議員(自由党)ら

 この一瞬だけを切り取れば、「採決に反対する野党」と言えるでしょう。しかし、映像を確認すれば、問題行為に手を染めていることは明らかです。

 明らかな暴力行為を行っているのですから、懲罰委員会で処分を行うことは不可避と断言できるはずです。

 

山本太郎議員による暴力行為

 採決の際、山本太郎議員(自由党)は柘植芳文委員長の原稿を奪い、委員長の腕を強引に掴むという行為を起こしています。

山本太郎議員の暴力行為

 「腕(や手首)を掴む」という行動は暴力行為に該当するため、“笑い話” や “抗議行動” などとの理由でうやむやにして良いものではありません。衆参両院には懲罰委員会がある訳ですから、そこで審議しなければならない案件であるはずです。

 もし、懲罰委員会が動かないのであれば、役割を果たしていないことになります。野党議員が国会内で起こした暴力問題を黙認することは民主主義の否定に直結していることを自覚する必要があるからです。

 

 国会議員として与えられている権限・権力は同じであり、与党・野党による差はありません。そのため、問題行為を起こした議員に対する処分は所属政党に関係なく、同じ基準に基づいて下さなければなりません。

 山本太郎議員の行為については最低でも参院懲罰委員会の対象とした上で、厳罰を科す必要があると言えるのではないでしょうか。