朝日新聞、「大阪城は韓国が忌み嫌う豊臣秀吉の居城だったから G20 の記念撮影の場に相応しくない」と批判

 親韓派の朝日新聞が6月末に大阪で行われる G20 での記念撮影に対し、「背景に大阪城が入る構図は韓国が反発するから問題だ」と主張する記事を掲載しています。

 恒例の記念撮影は開催地・大阪を象徴する建造物が背景になっているべきでしょう。大阪城はその条件を満たす数少ない候補ですし、朝日新聞が主張に忖度する形で韓国に配慮する必要は微塵もないと言えるはずです。

 

 6月末に大阪である主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、日本政府が恒例の記念撮影で、背景に大阪城が入る構図を検討している。日韓外交に関わる複数の関係者が明らかにした。大阪城は朝鮮半島を侵略した豊臣秀吉の居城で韓国の反発が予想され、今後調整が行われる可能性もある。

 記事を書いたのは神谷毅記者とソウル支局長を務めた牧野愛博記者です。主張は「韓国の反発が予想される(から、記念撮影の場所は考慮すべき)」というものです。

 これは無視して良いものと言えるでしょう。なぜなら、韓国は反発する暇があるなら、徴用工裁判における対応を決めなければならない立場にあるからです。

 

朝日新聞は「中之島の “慰安婦タワー”」を背景に記念撮影が理想

 朝日新聞が「大阪城を背景にした G20 恒例の記念撮影」に不愉快なのは当然です。なぜなら、大阪・中之島に本社ビルを有しているからです。

 朝日新聞的には「大阪城よりも中之島が記念撮影時の背景に相応しい」と考えていることでしょう。

 G20 の記念撮影は全世界に向けて配信されますから、「背景に入り込みたい」との “下心” を持った企業は普通に存在します。朝日新聞もその中の1つでしょう。

 「大阪を象徴する場所 = (朝日新聞が保有する)中之島フェスティバルタワー」となれば、朝日新聞にとっては最高のシナリオだからです。そのため、利害が一致する韓国を持ち出して批判の声をあげているだけと見ておくべきでしょう。

 

日本側が「徴用工問題を G20 までに解決しろ」と要求した時点で「韓国の反発」は起きている

 親韓派の朝日新聞にとっては「韓国の反発」は頭痛の種でしょう。取材対象から情報をもらうことに慣れた新聞記者にとっては韓国が機嫌を損ねると記事を書けなくなってしまうからです。

 ただ、韓国が日本側に対して反発済みであることを見落としてはなりません。

 韓国は徴用工問題で「G20 までの解決」を日本側から要求され、逆ギレをしています。「日本企業が判決どおりに賠償すれば何の問題もない」と述べ、「日韓基本条約を破れ」と日系企業に要求しているのです。

 そのような国に配慮すること自体が間違いと言えるでしょう。合意事項を破った国に理解を示せば、「合意を破っても問題ない」と相手は学習します。その結果、日本の国益が損なわれるのですから、韓国のために調整する必要すらないと言えるでしょう。

 

 朝日新聞が「中之島フェスティバルタワーの宣伝」という思惑を持っているなら、大阪本社にムン・ジェイン大統領を招待すれば良い話です。フェスティバルホールもある訳ですから、大勢の朝日新聞社員が訓示を聞くことも可能と言えるはずです。

 渡辺雅隆・朝日新聞社社長が大阪本社前でムン・ジェイン大統領と笑顔でツーショット写真を撮り、それを全世界に配信するだけでも “十分すぎる宣伝効果” を得られると言えるのではないでしょうか。