なでしこジャパンがリオ五輪出場権を獲得するための条件
リオ五輪出場をかけた最終予選が行われていますが、なでしこジャパンが出場権を獲得できる可能性は極めて低くなってしまいました。事実上、出場権を逃したと言って問題ないでしょう。
ただ、可能性はゼロではありません。以下の条件を満たせば、大逆転で出場権を得ることが可能です。
国名 | 成績:勝点 | 4節 | 5節 |
---|---|---|---|
オーストラリア | 3勝:9 | DPRK W or D |
CHN W: 15 |
中国 : CHN | 2勝1分:7 | KOR L: 7 |
AUS L: 7 |
北朝鮮 : DPRK | 1勝2分:5 | AUS D or L |
JPN L: 5 |
韓国 : KOR | 2分1敗:2 | CHN W: 5 |
VIE D or L |
日本 : JPN | 1分2敗:1 | VIE W: 4 |
DPRK W: 7 |
3試合を終えた段階でのなでしこジャパンの勝点は1です。残り2試合で最大6の勝点を積み重ねることは可能なのですが、なでしこジャパンの最大勝点は7に留まります。
つまり、なでしこジャパンがリオ五輪に出場するにはオーストラリアに次ぐ2位で出場権を得るしか、道は残されていません。また、オーストラリア以外に勝点8を獲得したチームが現れた段階で出場の望みは絶たれることになります。
- 第4節
- 中国 対 韓国:韓国の勝利
- 北朝鮮 対 オーストラリア:オーストラリアの勝利/分け
- ベトナム 対 日本:日本の勝利
- 第5節
- 韓国 対 ベトナム:ベトナムの勝利/分け
- オーストラリア 対 中国:オーストラリアの勝利
- 日本 対 北朝鮮:日本の勝利
第4節の試合結果を満たした場合にのみ、第5節へ希望がつながることになります。現状では中国と韓国の一戦が出場権争いに大きく影響します。
2011年のドイツW杯で先発したメンバーの多くがレギュラーとして君臨している現状を見ますと、若手選手が伸び悩んでいることも問題の1つでしょう。
“なでしこらしさ” は相手国からの研究が進み、実力国ほど対策が進んでいます。自分たちのスタイルを貫こうとすればするほど、相手の思惑通りになると思われます。大きな転換点に差し掛かっていますので、どうするかは本人たち次第だと言えるのではないでしょうか。