朝日新聞系列のハフィントンポスト、大坂なおみ選手を『差別されるハーフ』に祭り上げようと帰国会見で悪目立ちする
全米オープンを制した大坂なおみ選手が日本で会見を開きましたが、その席で朝日新聞系列のハフィントンポストが自分たちの差別思想を振りまき、悪目立ちをしています。
『日本社会から差別されるハーフ』のアイコンに大坂選手を祭り上げ、“哀れなハーフ” に寄り添う記事を書くことで自分たちの自尊心を満たそうとしているのでしょう。「ハーフは差別されている」という一方的な価値観を押し付けるという行為が問題であることを自覚できていないことは致命的と言わざるを得ません。
ハフィントンポスト・浜田理央氏による愚問
朝日新聞系列ハフィントンポストに所属する浜田理央氏は大坂なおみ選手の帰国会見で以下の質問をし、選手を呆れさせました。
浜田理央記者:海外の報道などで大坂さんの活躍ですとか、存在ていうのが古い日本人像を見直したり、考え直すきっかけになっているっていう報道があるんですけれども、ご自身のアイデンティティーを含めてその辺をどのように受け止めていらっしゃるか、お考えを聞かせて下さい。
大坂なおみ選手:tennis?
司会:ごめんさない、その報道はテニスに関してそういう報道されているのですか?
浜田記者:テニスというよりも、まあ所謂日本の古い日本人像というものがそのまぁ『日本人の間に生まれた人が日本人』という古い価値観があると思うんですけれども。大坂選手の活躍で大坂選手のバックグラウンドが放送される中でそういった価値観というのが少し変えよう・変わろうという動きが出ているんですけれども
大坂選手:question?(会場で笑いが発生)
「偏った見方がある」と大坂選手に “伝えた” 浜田理央記者
浜田記者の行為は『質問』ではありません。大坂選手に「偏った見方(=日本人の間に生まれた人が日本人)がある」と『伝達』したのです。その上、で大坂選手に「自身のアイデンティティーはどこにあるのか」と訪ねています。
これは大坂選手の口から「古い価値観に苦しめられてきた」と言わせ、ハフィントンポストで「差別に鈍感すぎる日本人」との批判記事を書くための誘導質問と言えるでしょう。
しかし、大坂選手からは「それは質問なの?」と呆れられ、「私は私」とハフポの意向に沿った回答ではありませんでした。この回答は当然でしょう。
「どこに帰属意識を持つか」は極めて個人的でデリケートな話題です。ロングインタビューでテニスの質問をたんまりした上で、選手からの同意があって触れることが可能になるテーマです。少なくとも、優勝記者会見で初対面の記者が触れるテーマではないと言えるでしょう。
ハフポ界隈の自作自演に著名スポーツ選手の名前を利用する行為
「日本の古い価値観がどうこう」という報道を煽っているのは朝日新聞の “お仲間” です。これは朝日新聞・高橋真理子氏もツイートしていることです。
文句なしに結果を出す選手たちが古くさい風潮を打ち壊しつつあることを肌で感じます。
朝日新聞の記者がアンテナを張っている界隈で、“そうした論調” が流れているのでしょう。「ハーフや外国人を下に見ること」は自称・リベラルの間では顕著なのですから、「上の立場にいる者は慈愛の行為をしなければならない」との論調が踊る結果となっているだけなのです。
本人が感じてもいないことに対し、「あなたは差別されているのですよ」と決め付ける行為こそ、社会の分断をもたらす行為と言えるでしょう。わざわざ “被害者” を作り出しているマスコミには差別問題を作り出している自覚がないと言わざるを得ません。
スポーツ選手に「競技に対する質問」をせず、「自身の政治的主張」を押し付けるメディアは嫌われて当然
また、日本のマスコミが持つ質問力は致命的なほど低いと言わざるを得ないでしょう。
ザキトワ選手に「ボーイフレンドはいるのか」とのセクハラまがいの質問をして顰蹙を買いましたが、今回の大坂選手に対する質問でも同じ問題を起こす結果となりました。『競技に関係する質問』で記事を作れないようでは話になりません。
『競技に関する質問で作られた記事』を作る気がなく、『著名スポーツ選手の名前を使った政治的主張を訴える記事』を作るメディアは迷惑極まりない存在でしょう。
なぜなら、スポーツを政治利用していることと同じだからです。政治色を強めたアスリートは色眼鏡で見られることになり、ファンを減らす要因になります。また、本業以外に余計な労力を使うことを嫌うアスリートがメディア嫌いに拍車をかけることにもなるという自覚を持たなければなりません。
アスリートを支援するなどスポンサーとしての貢献度が皆無に近いマスコミが自分たちの政治的主張を世間に訴えるためだけに “著名選手の名前” を利用した記事を書く姿は情けないものです。
しかも、誘導質問で都合の良い発言をさせようとする姿勢は猛省しなければならない部分だと言えるのではないでしょうか。