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高校野球は “教育の一環” なのだから、延長戦はタイブレークではなく学力テストで決着を付けるべき

 高校野球ではエースに対する依存度が極端に高いため、球数制限を設けるかはいずれ議題になるでしょう。

 タイブレークが議題として取り上げられそうだと朝日新聞が報じていますが、高校野球が “教育の一環” であることを考えると、『学力テスト』で決着させる方が主催者である朝日新聞にとってもメリットが大きいと言えるはずです。

 

 今春の選抜大会で引き分け再試合が2度あったことから、運営委ではタイブレークに関する質問も出たが、今夏は実施しない。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「技術・振興委員会などで、タイブレークだけではなく、球数や投球回数制限についても話していく。11月の理事会までに何らかの結論を出したい」と話した。

 

 延長戦や連戦など日程的に厳しくなるほど、強豪校として知名度のある高校が有利になります。

 これは選手層の問題で、地域の有力選手をかき集めることができる推薦制度がある学校ほど戦力差による恩恵を受けやすくなるからです。勝ち目が少ないことが分かっていれば、競技人口の減少を招くことになるでしょう。

 部員数が少ない地方の公立校でも、戦術次第で私立強豪校を倒す可能性がある仕組みにしないと衰退に歯止めをかけることは難しいと言えるのではないでしょうか。

 

 具体的には、延長戦になった場合は『学力テスト』で勝敗を付けるべきです。

 高校野球は “教育の一環” なのですから、9回を終えて同点だった場合、学力によって勝敗を付ける形式であっても文句はないはずです。このシステムを採用すると大会主催者である朝日新聞(や毎日新聞)にも恩恵があるため、検討の余地はあるでしょう。

 例えば、「“天声人語” で利用された漢字の書き取りや朝日新聞の社説から出題する」としていれば、新聞販売部数の増加に大きく貢献することになるになります。

 野球に関係するテーマで出題することが理想ですが、出題範囲は “主催者権限” で好きなだけ介入が可能です。そうでなくとも、高野連が主催者(朝日新聞)の思いを “忖度” してくれることでしょう。

 

 延長戦の『学力テスト』に参加できるのは登録選手と制約を設けていれば、どの学校も必死で勉強するでしょう。その際、「朝日新聞を読んでいれば、アドバンテージがある」と分かっていれば、販売部数を伸ばす格好のテコ入れ策になります。

 全国4000校の球児の各家庭で朝日新聞が購読される動機となるのです。

 高校生が朝日新聞の主張に日頃から親しむことにも繋がりますし、「野球だけに専念している私立強豪校を文武両道で頑張る公立校が延長戦の『学力テスト』で下す」というストーリーも現実的なものとなります。

 主催者にとっても、旨味のある形式ですので、導入の検討を “要望” するだけの価値は大いにあると言えるでしょう。

 

 「延長戦が学力テスト」であるなら、学力テストでは分が悪いと考える学校は9回までに決着を付けてしまえば良いのです。それだけ密度の濃い試合が繰り広げられることになることが期待されます。

 選手が酷使されるシーンは感動を呼ぶかもしれませんが、消耗品のように扱っていることと同じであり、競技を敬遠される要因にもなります。

 勉学を継続する習慣を身につけることは重要なことなのですから、延長戦を『学力テスト』にするプランを検討する意味はあると言えるのではないでしょうか。