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信州大学は池田教授による子宮頸がんワクチンデータ捏造疑惑に対する調査報告書をホームページ上で公開せよ

 信州大学の池田修一教授が関わった「子宮頸がんワクチンの副作用」の研究不正疑惑に対する調査委員会の調査結果は公表されたとニュースになっています。

 しかし、公表された調査報告書が信州大学のホームページ上では見当たらない上、“子宮頸がんワクチンの副作用キャンペーン” を熱心に行ってきた朝日新聞や毎日新聞が「研究不正はなかった」と擁護しているスタンスは問題です。

 なぜなら、池田教授の研究は「何も証明されていない」と発表内容そのものが不適切だったと調査委員会が認定していることを無視しているからです。

 

 池田教授が発表した研究内容のどこに問題があったのかは厚労省の発表から確認することが可能です。

 

 この度、信州大学の調査が終了し、以下の内容が公表されました。

  • マウス実験は、各ワクチン1匹のマウスを用いた予備的なものであった。
  • 予備的な実験であったため、結果の公表に際しては特段の配慮がなされるべきであった。
  • 池田氏が発表で用いたスライドには、マウス実験結果を断定的に表現した記述や、自己抗体の沈着、といった不適切な表現が含まれていた。
  • 前述より、マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない。
  • 池田氏に対し、混乱を招いたことについて猛省を求める。

 (中略)

 厚生労働省は、この度の池田班の研究結果では、HPVワクチン接種後に生じた症状がHPVワクチンによって生じたかどうかについては何も証明されていない、と考えております。

 

 そもそものマウス実験が “1匹のマウスを用いた予備的な実験” であったため、結果を発表する際には配慮が不可欠でした。

 しかし、それを “きちんとした実験を行った上で得られた研究結果” として断定記述したことや、不適切な表現を含めて発表したことで「科学的に証明された情報」として社会に広まることになったのです。

 そのため、調査委員会は池田教授に対し、発表内容の訂正や再実験による科学的な検証を求めています。この部分を無視し、「研究不正と認定されなかったから、池田教授の発表内容には問題がない」という論陣を張る朝日新聞や毎日新聞の姿勢は問題視されるべきものでしょう。

 信州大学の池田教授が発表した内容(=子宮頸がんワクチンによる副作用)は何も証明されていないと厚労省が見解を示しているのです。

 

 厚労省は「何の結論も出せない」と述べていることと同じなのですが、朝日新聞や毎日新聞はなぜ「HPVワクチン(=子宮頸がんワクチン)は副作用が問題だ」と主張できるのでしょうか。

 研究上の問題が明らかになった池田教授(信州大学)以上の科学的データに基づく情報を持っているのであれば、国民に向けて公開すべきです。

 「(池田教授の研究では)何も証明されていない」という正しい情報を隠し、自社が展開する “子宮頸がんワクチンによる副作用キャンペーン” を擁護する姿勢は報道機関としてあるまじきものです。

 自分たちが掲げてきた主張内容の根拠としてきた研究結果が「実は何も証明されていなかった」ことが明らかになったのであれば、その事実を読者に知らせることが報道機関としての責務と言えるでしょう。それすら怠るのであれば、『報道』を名乗るべきではありません。

 

 また、信州大学も外部調査委員会が発表した調査報告書をホームページ上で公開する責務があります。

 “公表された” と言いながら、報告書の原文を持っていると思われるのは取材を行った記者やメディアなどに限定されているからです。きちんとした調査が行われたのであれば、報告書を堂々と公開することができるはずです。

 それすらしないということは、公開されると大学そのものがバッシングを受けるほど実験内容が杜撰なものだったと勘ぐられても仕方のないことだと言えるのではないでしょうか。