“関西生コンのドン” が恐喝未遂容疑で逮捕 関係性を持つ議員らが「大変なことになる」のでは?

 NHK によりますと、『関西地区生コン支部』の武建一執行委員長が恐喝未遂容疑で逮捕されたとのことです。

 自分たちの組合に加盟する業者と生コンクリートの調達契約を結ぶよう脅したことが逮捕容疑であり、武容疑者を含めた10名が本件で逮捕されています。容疑者が企業から脅した金額は最終的に一般消費者に販売価格として上乗せさせられているのですから、厳しく断罪されるべき事案と言えるでしょう。

 

 逮捕されたのは、武建一容疑者(76)で、大阪・西区にある「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」の執行委員長を務めています。

 滋賀県警察本部によりますと、武委員長は、去年3月以降、滋賀県で進められていた建設工事で、建材の調達を担当していた大阪市の商社の男性に対し、組合員と共に「大変なことになりますよ」などと脅し、組合に加盟する業者と、生コンクリートを調達する契約を結ぶよう迫ったとして、恐喝未遂の疑いが持たれています。

 (中略)

 この事件をめぐっては、同じ労働組合の執行委員や、滋賀県にある生コンクリート業者の労働組合のメンバー合わせて7人が、これまでに恐喝未遂の疑いで逮捕されています。

 

関西各地で恫喝を行う労組

 “関西生コン” として知られる労組は関西各地で問題を起こしています。今回は『滋賀県の会社に対する恐喝未遂』で武委員長などが逮捕されましたが、今年3月には『奈良県の会社に対する威力業務妨害』で2度の家宅捜索を受けています。

 反社会的勢力として、組織的な活動していることは否定できないでしょう。

 また、「社会運動標榜ゴロ」と認定されてもおかしくないだけの運動にも関わっています。「沖縄での基地問題」や「ヘイトスピーチ問題」に積極的に関与しているのですから、反社として対処しなければならない組織であるはずです。

 

“曰く付きの団体” の運動に賛同した有識者は本件に対する見解を示せ

 関西生コンは威力業務妨害をするような “曰く付きの団体” ですが、今年の5月に敵視する『大阪広域生コン教組』への抗議声明を出しています。それに有識者らが共同声明という形で賛同しているのです。

画像:関西生コンの活動に賛同する有識者(一部)

 少なくとも、公的組織の立場を採る BPO の放送倫理検証委員会で委員を務める斎藤貴男氏は「関西生コンとの関係性に対する説明責任」を果たさなければなりません。

 テレビ番組にコメンテーターなどの形で登場する有識者も同様です。「累計で100億円超を恐喝で脅し取っていた」と見られている訳ですから、武容疑者らが脅し取った額は工事代金に上乗せされ、販売価格に転嫁されているのです。

 多くの国民が知らない内に “払う必要のない金銭” を支出させられていたのであり、武容疑者らは厳罰に処されるべきと言えるでしょう。

 

辻元清美議員や福島瑞穂議員の周辺が「大変なことになる」のではないか?

 関西生コンですが、一部の政治家に近いことでも知られています。武容疑者は「辻元清美議員(立憲民主党)のパトロン」と報じられていますし、奈良県の業者に対する威力業務妨害が報じられた時は「福島瑞穂議員」の名前が出ていました。

 そのため、“大変なことになる” のは武容疑者と近い距離にある政治家(の近辺)でしょう。

 関西生コンは沖縄での反基地運動にも関わっていますので、活動家界隈との関係性があったり、支援を受けている政治家に飛び火する可能性が高いと考えられるからです。

 『関西の闇』に深く関与している疑いもあるだけに武容疑者と共に “オイシイ思い” をしてきた組織や政治家などにも捜査のメスを入れ、司法による刑罰を科す必要があると言えるのではないでしょうか。