関西生コン(連帯ユニオン関西地区生コン支部)、威力業務妨害などの容疑で2度の家宅捜索を受ける
一部野党との関わりが深い『関西生コン(連帯ユニオン関西地区生コン支部)』が家宅捜索を受けていたことが明らかになりました。
『関西生コン』が所属する連帯ユニオンやレイバーネットのサイト上で「権力弾圧」と糾弾する声明を出しています。そのため、「家宅捜索を受けたこと」は事実と断定して問題ないと言えるでしょう。
1:『関西生コン』が受けた家宅捜索
『関西生コン』は今月(2018年3月)に2度の家宅捜索を受けたと発表しています。『関西生コン』の主張を整理すると、下表のようになります。
3月13日 |
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3月18日 |
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どちらの件でも「威力業務妨害」で家宅捜索が行われています。中でも、3月18日に家宅捜索が行われる原因となった『大阪広域協組(大阪広域生コンクリート協同組合)』に対する威力業務妨害は限度を超えていると言えるでしょう。
2:『大阪広域協組(大阪広域生コンクリート協同組合)』が訴える被害の状況
「『関西生コン』が『大阪広域協組』の加盟工場へに嫌がらせやミキサー車などの運行を妨害した」との証拠動画が公開されています。
また、『関西生コン』執行委員長・武建一氏の所業に対する内部告発(① ② ③)も『大阪広域協組』宛に送られています。告発文には以下の内容が記載されています。
- 武委員長は『メンバーズ山口』で無駄遣い。決済は「福利厚生資金」からですか?
- 生コンの値段が上がったのは『大阪広域協』や販売・ゼネコンのおかげ
→ だから、ストで自分の手柄にしたかったんでしょ? - 関生支部がやったのは嫌がらせの街宣と解決金というたかり活動
- 武委員長は仕事は三流、遊びは二流、嫌がらせは一流、勘違いは超一流
- 「福利厚生資金」が労働者に1円も還元されなかった
- 連帯労組は北朝鮮と同じ
→ 「歴史に学べ」という武委員長は独裁国家の結末は知ってるでしょ?
武建一氏の人格については真偽不明です。「告発文の通りだ」と受け取る人もいれば、「そういう人じゃない」という人もいると考えらえるからです。
ただ、威力業務妨害に加担したことは告発文でも触れられていますし、企業を恫喝して得た「福利厚生資金」で私服を肥やしていたとも触れられています。これまでは「労働争議」を理由に警察は取り締まりに消極的でしたが、『大阪広域協組』は厳しい対処を要望しているため、取り巻く環境は大きく変わっていると言えるでしょう。
3:『関西生コンの騒動』が思わぬ所に “飛び火” する可能性
『大阪広域協組』は公式サイト上で「情報提供」を呼びかけていますが、その中に以下のような記述があります。
過去から現在にわたり、連帯労組もしくはその関連団体から、大相撲のチケット購入、オペラ歌手後援会に対する協賛金等の要請の有無やその金額、あるいは労使関係の有無に関わらず、係争が生じた場合に、解決金という名目で要請・要求された金銭を、組合員全社に調査させて頂きます。
(中略)
大相撲チケット購入を拒んだ工場への街宣活動を含めた嫌がらせの事実も確認しておりますが、事実関係の全容解明とその責任追及には、更なる情報提供が必要です。
『関西生コン』が威力業務妨害で有罪となれば、暴力団など反社会勢力と同様に扱われることになるでしょう。
その時点で公共事業には関われなくなります。また、コンプライアンスが厳しく問われるご時世では大企業が発注する案件への関わりも不可能になります。当然、そうした立場の個人・団体が興行チケットを売りさばいているなど論外です。
相撲協会にも “飛び火” する可能性がある『関西生コン』への家宅捜索をマスコミが全く報じないことはあまりに不自然だと言えるのではないでしょうか。