ファイターズ本格派右腕 vs ホークス打線

 いよいよクライマックスシリーズ・ファイナルが始まりますが、パ・リーグの注目点は「リーグ優勝をしたファイターズの本格派右腕をホークス打線が打ち崩せるか」であると言えるでしょう。

 日本ハムに1勝のアドバンテージがあるため、初戦でホークス打線が勢いに乗ることができるかに関心が集まります。

 

 短期決戦で存在感を発揮するのは “力で相手を圧倒できる” パワーピッチャーの存在です。これが日本ハムがソフトバンクとの11ゲーム差をひっくり返す要因にもなったのですが、クライマックスシリーズでもレギュラーシーズンと同じような働きができるのかが鍵となります。

表1:CSで先発が予想される日本ハムの投手
選手名ERAIP
大谷 翔平 4 2 0 1.26 28.2
有原 航平 8 4 3 2.80 61
高梨 裕稔 8 (4) 3 0 1.86 29
メンドーサ 2 0 2 2.77 13
増井 浩俊 6 1 1 7.94 5.2

 

 日本ハムの先発投手陣は「ソフトバンク打線に対して、苦手意識を持っていないこと」と考えることができるでしょう。

 クライマックスシリーズで先発すると予想される大谷、有原、高梨、メンドーサの4投手で計18試合に先発し、いずれの投手も対戦防御率が 3.00 を下回っているのです。

 打線から 2,3 点の援護が期待できるとポジティブに考え、プレッシャーに飲まれることがなければ優位に試合を運ぶことが期待できるものと思われます。

 

 対するソフトバンクは今季札幌ドームでの打率が3割を超えている主軸の3選手が相性の良さを示すこととラッキーボーイ的な選手が存在感を発揮することが日本シリーズ進出への必要条件と言えるでしょう。

表2:ソフトバンク主力選手の札幌ドームでの成績
選手名AveHRRBIOBPSLG
内川 聖一 .316 1 8 .350 .421
松田 宣浩 .314 2 8 .375 .486
柳田 悠岐 .333 1 2 .429 .611
今宮 健太 .048 1 1 .167 .190
中村 晃 .226 1 3 .385 .323

 シーズン終盤に右手薬指骨折でチームを離脱していた柳田選手の回復具合が勝敗に大きく影響を与えそうです。札幌ドームで好成績を残していたことからも、調子が上がり切らないようだと他の選手へのマークが厳しくなり、打線としてのつながりが失われることが予想されるからです。

 

 注目点としてはファーストステージで好調さを見せつけた今宮選手がその勢いを札幌ドームでも継続できるかということになるでしょう。

 「レギュラーシーズンでの相性はクライマックスシリーズには関係ない」と示すことができれば、それだけ勝負が拮抗すると考えられるためです。ペナントレースの最終盤まで争ったチームのどちらが日本シリーズに進出するのか。

 好ゲームに期待したいと思います。