国籍選択の手続きを怠り、誠意ある説明をせず、謝罪からも逃げ続けた蓮舫は議員辞職せよ

 二重国籍疑惑が浮上していた民進党・蓮舫代表が記者会見で「2016年10月に日本国籍の選択が完了した証拠」を示したと NHK が伝えています。

 つまり、2016年10月までは二重国籍という明らかな違法状態であった訳ですが、メディアはそのことに理解を示しています。また、「法に抵触している」との指摘に「差別だ」と騒ぎ、問題をすり替えようとする姿勢は議員としてあるまじき行為と言えるでしょう。

 

 民進党の蓮舫代表は父が台湾の出身、母が日本人で、去年9月の民進党代表選挙に立候補した際、一部から日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」になっているのではないかと指摘されました。

 これを受けて蓮舫氏は台湾当局に確認した結果、昭和60年に日本国籍を取得したあとも台湾籍が残っていたことが確認されたとして謝罪したうえで、台湾籍を離脱する手続きが完了したと説明していました。

 

 記者会見で明らかになったのは蓮舫氏が2016年10月まで二重国籍という違法状態だったということです。

 つまり、「国籍離脱の努力義務」を怠ってきたことは明白なのです。しかも、指摘された後に説明が二転三転し、謝罪から逃げ、「自分は差別の被害者」などと開き直る訳ですから、議員として不適格と言えるでしょう。

 

1:国籍離脱の手続きを怠っていたことは事実

 日本では二重国籍は原則として認められていません。もちろん例外はありますが、それは「22歳未満」や「ブラジルなど国籍離脱が認められていない国の国籍を保有している場合」などです。

 蓮舫氏のケースは例外事例ではないため、国籍選択をしなければなりません

 しかし、蓮舫氏は怠っていたのです。過去に「二重国籍です」との発言を複数回しており、日本国以外の国籍を持っていることを自覚していたと言えるでしょう。

画像:蓮舫氏の発言の変遷(産経新聞より)

 蓮舫氏が当初に主張した「1985年の時点で台湾籍を抜いている」ことが事実であれば、キャスター時代に発言した「二重国籍や台湾籍を保有している」という発言はすべて “経歴詐称” となります。

 その認識で疑惑に対して批判的に応えた2016年9月の発言はすべて嘘だったことが判明したのです。少なくとも、これらの発言を取り消し、謝罪をすることが筋と言えるでしょう。

 

2:発言が二転三転したことへの説明責任が果たされていない

 蓮舫氏の対応で問題なのは発言内容が二転三転したことでしょう。キャスター時代に「台湾籍の保有」をセールスポイントにしていたため、「二重国籍ではないか」と疑惑が浮上したのです。

 それに対し、「(蓮舫氏が18歳だった)1985年の時点で台湾籍を抜いている」と弁解しましたが、「台湾籍の離脱は18歳ではできない」と矛盾点を指摘される結果を招くことになったのです。

 その後、「中国の法律が適用されるため、国籍は消失している」を経て、最終的に「台湾籍が残っていた」と変遷することになったのです。

 少なくとも、自身の国籍に対する認識が次々に変遷したことに対する説明責任を果たさなければなりませんし、それが果たされていない状況です。政府・与党に “説明責任” を求めるのであれば、明らかな違法行為である自らの二重国籍に対する説明責任を果たすべきでしょう。

 

3:「違法行為を行った者」が「差別の被害者」として開き直り

 二重国籍という違法状態を続け、説明責任を満足に果たしていない時点で議員失格でしょう。なぜ、違法行為を指摘されたことに対し、「差別の被害者」という開き直りが容認されるのでしょうか。

 蓮舫氏の記者会見で明らかになったのは「1985年に帰化」と記載された2004年の選挙公報は虚偽記載だったと言うことです。

 日本以外にツールを持つなどの理由があれば、違法行為も容認されるのでしょうか。これこそ、完全な差別です。透明性もなく、法令遵守の精神も持ち合わせていない蓮舫氏に参院議員としての資格はありません。速やかに議員辞職をすべきでしょう。

 国会議員でなくても、国政政党の代表を務めることは可能なのです。まずは議員辞職し、改めて有権者の信を問うべきでしょう。

 例外を作るほど、“悪しき前例” となり、悪影響を及ぼす可能性が高くなるのです。法令遵守の意識が極めて低い人物を国会議員という権力者に留めておくことこそ、大きな問題と言えるのではないでしょうか。