希望の党は公約内容を平気で無視する民進党出身議員の公認を取り消し、比例復活の道を閉ざすべきだ
希望の党に加入した民進党出身の議員が党の方針に反発する姿勢が目立っていると読売新聞が報じています。
候補者のこのような姿勢は有権者に対する裏切りと言えるでしょう。希望の党を率いる小池・東京都知事は不満分子を排除する必要があります。
合流組に安全保障関連法の容認などを条件とした政策協定書への署名を迫ったことも「踏み絵に使うのは間違っている」と指摘した。
小川氏は、合流を決めた民進党の前原代表の最側近だ。自らのホームページに「党が変わっても、小川は変わらない」と記し、支援者たちに理解を求めた。
(中略)
柚木道義前衆院議員(岡山4区)は選挙区で「安倍9条改憲は危険!」などと主張するビラを配布。15日のフェイスブックでは「『柚木党で応援しとるよ!』を信じて闘い抜く」と記した。
上述のように、『希望の党』の看板を使う候補者が目立っているのです。選挙戦の最中であるにもかかわらず、党の掲げる方向性に反するのは異例と言えるでしょう。
なぜなら、彼らは(立憲民主党に加入した議員を含めて)『希望の党』入りを民進党の両院議員総会で全会一致で決定しているからです。これを平気で覆そうとしているのですから、厳しい批判にさらされるべきなのです。
1:小池・東京都知事は “安保法制に反対する民進党出身者” の公認を取り消すべきだ
「安保法制に賛成する」ことを条件に民進党に所属していた議員の加入を認めたのです。それを反古にしたのは議員がいるのですから、意図的に債務不履行を起こしたと断言できるでしょう。
当然、処分を科さなければなりません。
なぜなら、決定事項を自らの意志で受け入れたにもかかわらず、身勝手な理由で決定事項に反対しているからです。これを容認するメリットは皆無です。
そのような人物は発言をコロコロ変えることが予想されますし、党にとってプラスになることはありません。速やかに公認を取り消すべきと言えるでしょう。
2:比例名簿から抹消することが最強のカード
希望の党に属し、安保法制反対を主張する民進党出身議員を公認から外すメリットは「比例復活を阻止できる」という点です。
自らの議席を守るために主張を平気で変えるのですから、当選後に他党への移籍を目論む可能性は高いと言えるでしょう。そうした “裏切り者候補” に貴重な比例区での議席をプレゼントする必要性はありません。
したがって、希望の党に所属しながら立憲民主党に秋風を送り始めた民進党出身の候補者の公認を取り消し、比例名簿から抹消すべきなのです。
左派政党として活動したいのであれば、立憲民主党に加入すれば済む話です。希望の党が立憲民主党と同じ政策を掲げる意味はないと言えるでしょう。
今回の総選挙で自らの議席を守るために『希望の党』の看板を利用し、選挙後は離党しようとする動きを公然としている議員が現れているのです。政策的に反する政党に議席をプレゼントしないためにも、そうした議員の公認を取り消し、比例名簿から抹消する必要があると言えるのではないでしょうか。