朝日新聞、岡山理大(加計学園)・獣医学部の入学式での来賓発言を切り取って印象操作

 岡山理科大学・獣医学部が4月3日に開学し、入学式が行われました。その際に行われた来賓挨拶の発言を朝日新聞が切り取り、印象操作を行っています。

画像:朝日新聞の記事に対するファクトチェック

 

■ 朝日新聞が報じた記事の内容

 朝日新聞は4月3日付の記事で加戸守行・愛媛県前知事が来賓として出席し、「魔法で出産した学部」との発言があったと報じています。

画像:朝日新聞が報じた記事

 柳川迅記者と大川洋輔記者が執筆した記事ですが、発言の切り取りが行われたタイトルが使われています。これはジャーナリズムとして、大きな問題と言えるでしょう。

 

■ 加戸守行・愛媛県前知事の発言

 加戸・愛媛県前知事が岡山理科大学・獣医学部の入学式で発言した内容は以下のとおりです。

画像:朝日新聞が報じた記事本文

 加戸守行・愛媛県前知事が来賓で参列し、「岩盤規制を突破して(新設が)認められた。そんな意味では、魔法にかけられることで出産した獣医学部。昔から難産の子は立派に育つと言われる。国際的に通用する獣医師として、加計学園獣医学部の名を世界にとどろかせてほしい」とエールを送った。

 岩盤規制を突破して(新設が)認められた。そんな意味では、魔法にかけられることで出産した獣医学部」と発言したのです。「魔法で出産した」のではなく、「岩盤規制を突破した」ことがメインであることは明らかです。

 朝日新聞は “岩盤規制” に理解を示す論陣を張っていましたから、主張内容には一貫性はあると言えるでしょう。

 しかし、岡山理科大学・獣医学部の新設過程における問題はなかった訳ですし、入試の倍率は10倍を軽く超えていました。「岩盤規制」の発言部分を切り落とし、利権目的で新設が特別に許可されたとの印象を植え付けようとする報道姿勢は悪質と言えるものです。

 

 少なくとも、正当なプロセスを経て設置された岡山理科大学・獣医学部が言いがかりを付けられる筋合いはないのです。未だにレッテル貼りや印象操作を行うマスコミ・メディアこそ、世間から厳しいバッシングを受ける対象であるべきと言えるのではないでしょうか。