毎日新聞と共同通信:麻生財務相の発言を切り取り、「問題発言を行った」との印象操作を行う

 毎日新聞と共同通信が4月24日の閣議後に行われた記者会見での麻生財務相の発言を切り取り、「新たな問題発言を行った」との印象操作に手を染めています。極めて悪質な報道と言えるでしょう。

画像:毎日新聞や共同通信が報じた記事に対するファクトチェック

 

■ 毎日新聞と共同通信が報じた記事の内容

1:毎日新聞の報じた記事の内容

 毎日新聞は24日付で『麻生財務相「はめられたとの意見ある』とのタイトルを付け、次のように報じました

画像:毎日新聞が報じた4月24日付の記事

 この発言のみであれば、問題発言と言えるでしょう。しかし、毎日新聞が記事本文で小さく触れているように、この発言の前に重要度の高い発言があるのです。

 その部分をタイトルから意図的に落としている訳ですから、悪質な印象操作と断言できるはずです。

 

2:共同通信の報じた記事の内容

 記事の悪質度では共同通信の方が上です。

画像:共同通信が報じた4月24日付の記事

 「被害者女性を軽視し、財務次官こそ本当の被害者だ」と訴えようとしているとの印象を抱かせようとする悪質極まりない記事と言えるでしょう。

 なぜなら、毎日新聞には記載されている麻生財務相の発言が共同通信は完全に隠蔽しているからです。

 

■ 麻生財務相が24日の閣議後に発言した内容

 24日の閣議後で麻生財務相が発言した内容については NHK も記事にしており、以下のように報じています。

 今後の福田次官に対する調査や処分について、麻生副総理は「週刊誌の報道だけでセクハラがあったと認定し、それで退職金を減額というのはいかがなものか。はめられて訴えられているのではないかといったいろいろな意見もある」と述べました。

 そのうえで福田次官と、女性社員がセクハラを受けたと公表したテレビ朝日、双方から話を聞かなければ判断できないという考えを強調しました。

 発言で重要なのは「週刊誌の報道だけでセクハラが『あった』と認定し、処分を行って良いのか」という部分です。

 麻生財務相の発言は極めて真っ当で当たり前のものです。しかし、毎日新聞や共同通信は発言の前半部分を落とし、“様々な意見” の中から政権批判に都合の良い1つだけを切り出して印象操作を行ったのです。

 

 マスコミの悪質な報道に乗せられることは自重しなければなりません。また、印象操作を行うマスコミ報道を同業者が咎めないことも大きな問題と言えるでしょう。

 政権批判のバッシング記事にはかなりの確率でデマや印象操作記事が紛れ込んでいるという認識で、読者が騙されないように自衛策を講じておく必要があると言えるのではないでしょうか。