「制服JKを性的アイコンにしている」と主張した勝部元気氏は朝日新聞も批判すべき
“制服JK” という言葉がツイッターでトレンド入りしています。
コラムニストの勝部元気氏がリオ五輪閉会式で流された日本のプレゼンムービーに対する批判で用いられていた言葉がトレンドになったのですが、やらかしてしまったと言えるでしょう。
勝部氏は自身のツイッターで上記のような投稿をしました。このツイートには複数の “痛い部分” が含まれていることが残念です。
2020年の東京五輪にスポットを当てているのですから、将来を期待される若手選手が抜擢されるプロモーション映像が流されることは普通のことです。五輪パートナーとなった『みずほ銀行』や『ドコモ』も同じコンセプトのCMを流しています。
勝部氏が批判した「渋谷で制服姿の女子高生」ですが、2020年のオリンピアンとして期待されている土橋ココ選手です。活躍が期待される選手の1人を広告に起用することは当然でしょう。
「制服JKを性的アイコンにしています~!」と世界に向けて堂々とアピールやらかしました。
この部分が1番炎上する原因と言えるでしょう。「女子高生の制服は性的なアイコン」だと決めつけ、ツイッター上で寄せられた異論はクソリプと一方的な主張を述べているのです。
学生が学校指定の制服を着用することにおかしなことはありません。むしろ、勝部氏の反論である「渋谷の街中で体操ユニフォームを着用して演技すること」の方が不自然なことです。
オリンピックを目指すアスリートに街中でパフォーマンスを依頼する方が敬意を欠いていると言えるでしょう。なぜなら、現時点でのベストパフォーマンスや日々のトレーニングといったアスリートとして高みを目指している姿勢を映像で見せる方が広告イメージに合致するからです。
「女子高生の制服は性的なアイコン」と批判する勝部氏は朝日新聞も批判しなければなりません。
高校野球のCMで次のようなシーンが存在するからです。
「日本の制服JKがエロい」のであれば、神聖なグランドの上で制服姿の女子高生にダンスをさせるCMを流した朝日新聞を厳しく糾弾しなければなりません。
もちろん、そのようなCMを恥もなく流した朝日新聞やその関連会社からの仕事のオファーはすべて断っていることでしょう。そうでなければ、自身の主張との整合性が取れないからです。
制服や女子高生という要素から性的な連想を真っ先にするのは、そうした発想が染み付いてしまっているからでしょう。勝部氏は自身のブログで次のような投稿をしています。
別に制服スカートが嫌いだから自由化と言っているのではなくて、むしろ逆。制服という「記号」が目に入っただけで、普通の男性以上に血液が体中をみなぎって性的興奮を覚えるほど大好きです(笑)
こっそり削除するかもしれませんが、キャッシュを取られているので誤魔化せないでしょう。興奮した状態だと下図に描かれたイルカの姿を見つけることは難しいと思われます。
発言や主義・主張には自己投影されている可能性があることを念頭に置いておく必要があると言えるのではないでしょうか。