ポケモンGO:マスコミには「6割減」と映るも、4割のアクティブユーザーがいるのはすごいこと

 読売新聞によりますと、大ブームが起きていた『ポケモンGO』の利用者がピーク時から6割減少したとのことです。

 ただ、アクティブユーザーを4割も維持していることは立派なものと言えるでしょう。なぜなら、多くのスマホゲームアプリはその水準に達しているとは考えづらいからです。

 

 配信当初はブームを巻き起こし、運転中の利用者が交通事故を起こすなど、国内外で社会問題にもなった。

 調査会社ヴァリューズの推計では月1回以上、GOのアプリを開いた利用者は2016年7月に1100万人に上ったが、今年6月には6割減の442万人に落ち込んだ。特に20~30歳代が離れているという。

 

 実際にはヴァリューズが公開しているデータを確認した方がイメージしやすいと言えるでしょう。

画像:ポケモンGOのアクティブユーザー数の推移

 配信が始まったのは2016年の7月。1100万人のアクティブユーザー数でスタートし、その後はユーザー数が減少。4ヶ月後からは 400〜500 万人のアクティブユーザー数となっています。

 

 スマホゲームのアプリですが、実際のアクティブユーザー数はあまり公開されていません。なぜなら、実数が見えることは運営サイドには好ましいことではないからです。

画像:スマホゲームのユーザー数ランキング

 テレビ広告を大々的に流しているスマホゲームですが、宣伝で流れるのは「累計ダウンロード数」ばかりです。その理由はアクティブユーザー数を知られたくないからと言えるでしょう。

 例えば、累計ダウンロード4000万超の『パズドラ』でさえ、アクティブユーザー数は136万人。これは『ポケモンGO』の3分の1なのです。それだけアクティブユーザー数を維持することは厳しいと言えるはずです。

 

 また、コンテンツはスマホでも有効であることが改めて証明されたとも言えるでしょう。アクティブユーザー数で『ディズニー ツムツム』や『ポケモンGO』が他のアプリを引き離しているからです。

 ただ、機能をアップデートさせることは必要ですし、ユーザーが飽きないようにする仕掛けを持たせることも必要です。コラボなどで新規顧客にアプローチし、お得意様になってもらうパターンを確立させられるのかが鍵となるのではないでしょうか。