スマートウオッチでポケモンGOを楽しめるようにしてみては?

 時事通信によりますと、腕時計型端末(スマートウオッチ)の出荷台数が初めての前年割れを記録し、伸び悩みを見せているとのことです。

 どのメーカーもファッション性や機能性を重視する姿勢を打ち出していますが、肝心の効果は現れていません。したがって、大胆な方向性の転換が必要となることでしょう。

 

 米調査会社IDCは21日、4~6月期の腕時計型端末(スマートウオッチ)の世界出荷台数が前年同期比32%減の350万台に落ち込んだと発表した。調査を開始した13年1~3月期以降、前年割れは初めて。

 米アップルのアップルウオッチは55%減の160万台。15年4月に発売されたが、新モデルの投入もなく販売は低迷した。

 

 「スマートフォンに搭載されているアプリの一部を腕時計型端末で利用できる」というだけでは出荷台数が大きく伸びる要因とはならないでしょう。スマートフォンで現在できていることを小型化された端末で利用するだけのメリットがないからです。

 しかし、使えるアプリによっては将来性があると思われます。

 

 現在は世界中で空前の “ポケモンGOブーム” が起きているのです。この波に乗るべきと言えるでしょう。例えば、次のようなイメージです。

画像:名探偵コナンで登場するアイテム「腕時計型麻酔銃」

 これは名探偵コナンで登場する「腕時計型麻酔銃」というアイテムですが、同様の使い方をポケモンGOで利用できると購入を考えるユーザーも現れることでしょう。

 ARモードをONにしてプレーした際にモンスターボールが当てづらかった状態が「腕時計型麻酔銃」で命中率が改善できるなら、有益な補助ツールという位置づけになります。また、周囲にモンスターがいるかの簡易的な確認が可能なだけでも、歩きスマホの割合を下げる効果が期待できると思われます。

 

 スケルトン型の端末であったり、ドラゴンボールに登場する “スカウター” のようなメガネ型装着端末でも同様に楽しめると言えるでしょう。

 (レアポケモンの発生率が少し高めに設定された)そのような端末が発売されれば、ハード端末の販売に貢献することになると思われます。子供が喜んで使えるデザイン・価格帯になっていれば、ニンテンドーDSのようなヒット作を狙えるはずです。

 目的に特化した形のウェアラブル端末をユーザーが自由に選択し、手にすることができるかが伸び悩みを解消する要因になるのではないかと思われます。