衆院予算委員会を無断欠席した辻元清美および玉木雄一郎議員を懲罰動議に掛けるべき

 足立康史議員(日本維新の会)に対し、2016年に4度の懲罰動議を提出した民進党ですが、辻元清美議員と玉木雄一郎議員を懲罰動議に掛けなければならない事態となりました。

 産経新聞によりますと、辻元議員と玉木議員が衆院予算員会を無断欠席したことが明るみに出たとのことです。国会議員として重要な公務である委員会を無断欠席する時点で、「国会軽視だ」との批判は避けられないことでしょう。

 

 民進党の辻元清美、玉木雄一郎両衆院議員が21日に開かれた衆院予算委員会の中央公聴会を“無断欠席”していたことが22日、分かった。公明党の赤羽一嘉理事が同日の予算委理事会で「いかがなものか。公聴会は大事で、国会を軽視している」と批判し、浜田靖一委員長も「指摘は重い」と述べた。

 

 辻元議員と玉木議員は『森友学園』に売却された国有地の問題を追求するチームのメンバーとして現地(大阪府豊中市)入りしていたことが委員会に出席しなかった理由とのことです。

 民進党は日頃から「審議が不十分だ」などとメディアの前で主張していますが、審議を自ら無断欠席する有様なのです。言動が明らかに矛盾しており、民進党自体が国会を軽視していると言うことができるでしょう。

 

 辻元議員と玉木議員による “委員会無断欠席問題” に対し、民進党は公式ツイッターで次のように釈明しています。

画像:民進党による釈明のツイート

 「手違いだ」と主張していますが、代理の議員を出席させることを怠っているのです。「委員会を欠席するので、代理に出席する議員を探しているところだ」と委員会の理事に伝えることが国会議員として最低限の責任であるはずです

 無断欠席しておきながら、表面上の謝罪で済ませるなど甘すぎる対応と言えるでしょう。

 「欠席の可能性」を事前に伝えていた足立議員を懲罰動議に掛けたのですから、辻元・玉木両議員も懲罰動議を提出しなければダブルスタンダードとなります。

 

 『森友学園』に売却された国有地の問題を取り上げるなら、同様に土地を格安で取得している『朝鮮学校』も俎上に乗せなければなりません

 『森友学校』は問題だが、『朝鮮学校』は問題ないとのスタンスは通用しないのです。北朝鮮とのつながりが非常に強い『朝鮮学校』について、『森友学園』と同じ基準で批判の声をあげようとしない政治家やメディアは “政権批判の道具” として騒ぎたいだけなのでしょう。

 “特定の主義・思想” に沿った集団の都合の良いことだけを取り上げるのは宣伝部や広報部が行うプロパガンダであり、活動家や工作員がすることです。

 

 委員会や中央公聴会を平気で無断欠席するような国会議員を代表として国政に送り込んだ有権者は次回選挙では投票先を見直すべきでしょう。求められた責務を果たしていない人物を甘やかすことで得られるメリットは皆無であることを認識し、灸を据える必要があるのではないでしょうか。