玉木雄一郎議員(希望の党)が人権意識皆無のツイートをするも、メディアに咎める気配なし

 希望の党に所属する玉木雄一郎衆院議員が自らのツイッターアカウントで「首相秘書官は飼い主に似ている」と罵倒しています。

 人権意識が欠如したツイートであり、大きな問題と言えるでしょう。玉木議員のツイートを問題視しないメディアも同罪です。

 

■ 玉木議員のツイート内容

 玉木議員は自らのツイッターアカウントに以下の投稿を行いました。

画像:玉木議員のツイート

 今日の質疑で驚いたのは、総理秘書官のS氏(経産省出身の事務の秘書官)が、総理の後ろの席から私に向かってヤジを飛ばしたことだ。安倍総理は総理席からよく野次を飛ばすが、秘書官も飼い主に似るということか。総理秘書官がヤジを飛ばすなど前代未聞の不祥事。国会をナメるなと言いたい。無茶苦茶。

 ツイートした内容を記者団にも述べていたことは時事通信が報じています。したがって、『人権派』を名乗るのであれば、玉木議員のツイートおよび発言に対する批判をする必要があると言えるでしょう。

 

■ 玉木議員のツイートおよび発言に含まれる問題点

1:玉木議員の行為は人権侵害

 まず、咎められるべきは「秘書官を飼う」という玉木議員の認識です。人間を “動物扱い” している訳ですから、人権侵害に該当する行為です。

 玉木議員は自らのために働いてくれる秘書を「雇う」という認識ではなく、「飼う」という認識なのでしょうか。

 そうだとすれば、『人権派』を名乗る資格はありません。「リベラル」を名乗る政治家は懲罰動議を提出するべきですし、マスコミも玉木議員の行為を批判する必要があると言えるはずです。

 

2:「政治家は議場での野次が許される」という放漫さ

 議論を戦わせるから「議場」なのです。そもそも、野次が黙認されていること自体を問題視しなければなりません

 なぜ、政治家の野次は容認・黙認されるのでしょうか。野次だけではありません。審議拒否に加え、気に入らない答弁があると委員長席に詰め寄るパフォーマンスに終始してばかりの野党は自らの立ち振る舞いを見直す必要があります。

 野党やマスコミの “レッテル貼り” で仕事量が激増する秘書官や官僚が野次を飛ばしたくもなるでしょう。玉木議員の主張した内容が事実であったとしても、その原因を今も作り続けている野党やマスコミの責任が免罪されることはないのです。

 

 「野次を飛ばしたとされる総理秘書官」を批判するよりも、「明確な人権侵害となる発言とツイートを行った国会議員」を批判することにプライオリティーが置かれていることでしょう。

 玉木議員の行為を黙認し、総理秘書官を批判するマスコミは “えせ人権派” として厳しい批判を向ける必要があると言えるのではないでしょうか。