河野太郎外相、親中・親韓派に寄り添う姿勢を期待される
内閣改造で河野太郎氏が外務大臣に就任することが発表されました。この人事が最大のサプライズと言えるでしょう。
このニュースに対し、韓国メディアが「 “良心的日本人” が外相に就任した」と大きな期待を寄せていると朝日新聞が伝えています。河野洋平氏を父に持つこともあり、同じ政治観を持つと見られていることが理由だと思われます。
河野太郎外相が親韓派から大きな期待を寄せられているのは次の理由があるからでしょう。
- 良心的日本人の代表格である河野洋平氏を父に持つ
→ 父と同じ政治姿勢であると期待できる - 靖国神社参拝を否定するなど “ハト派” の言動が目立つ
- 外相という重要閣僚に就任した
河野太郎氏が父・洋平氏と同じ政治観を持つ保証はどこにもありません。しかし、“中国や韓国に寄り添った姿勢を持っていることを期待できる政治家” と中韓が期待したとしても、不思議ではありません。
自民党という同じ政党で政治家として活動している訳ですから、外国から見れば、「同じ政治観を持っているだろう」と期待することは自然な流れだからです。
河野洋平氏の時代と大きく異なるのは「日韓関係の土台が変わっていること」です。
日本人の多くは反日政策を進める韓国を嫌っていますし、一方的に甘やかし続けた外交対応にNOという世論調査が出ています。好意的に報じているのはスポンサー料を手にしているマスコミぐらいでしょう。
両国間を適切な形で “管理” することが外相には求められているのです。もし、河野太郎外相が父・洋平氏と同様に韓国に寄り添う発言したり、外交方針を打ち出すのであればネット上からバッシングを受けることになると思われます。
首相の座を目指すのであれば、わざわざ敵を作り出す意味はありません。「外相として総理の方針に従い、結果を積み重ねた」という実績を残すことが何より重要であり、それが有権者への大きなアピールとなるでしょう。
“良心的日本人” の代表格である父・洋平氏を引き合いに出し、「アジアとの関係を強化すべきだ(謝罪に動いてはどうか)」という『要望』がメディア等を通して盛んに行われることでしょう。
河野太郎氏が外相という立場でこれらの要望に対処するのかが注目点の1つです。もう1つは「日米原子力協定に外相としてどう取り組むのか」という点です。
日米原子力協定は原子力の平和的利用に関する協定ですが、2018年に失効します。河野外相は全量再処理に否定的であり、見直しに言及しています。
経済的なインパクトとしてはこちらの方が大きいため、どのような形で交渉を取りまとめるかが注目点と言えるでしょう。
中国・アジア寄りと目される中で、外相としてアメリカとの案件に対し、どのように折り合いをつけるのかが最大の関心事と言えるのではないでしょうか。