『下からの民主主義』を主張する立憲民主党、所属議員が “シモ” のスキャンダルを次々引き起こす
『下からの民主主義』や『草の根からの民主主義』を主張する立憲民主党ですが、所属議員が性的スキャンダルを報じられる失態を起こしています。その上、不倫疑惑を起こした議員と協調することも発表しているのですから、方向性がズレていると言えるでしょう。
問題を起こす議員への党の対応は “まっとう” と言えるのかを考える必要があるはずです。
1:圧勝した与党支持者の声も『草の根』である
立憲民主党など野党が勘違いしているのは、「民衆は与党を支持していない」と思い込んでいることです。
確かに、「何があっても、自民党に入れる」という有権者が過半数を超えることはないでしょう。しかし、有権者からの要望を聞き、それを政策に反映して実行する可能性が最も現実的に存在するのは自民・公明の連立政権なのです。
それが「与党の強み」になっていることは総選挙の結果からも明らかです。
これに対し、野党は “ごく一部の有権者の主張” を『草の根』と称し、自分たちの主張内容こそが正しいと叫んでいる状況なのです。まるで、「自分たちの主張に反する意見は認めない」と排除しているのが野党の実態だと言えるでしょう。
“まっとうな政治” とは180度異なる政治姿勢を打ち出していることを自覚しなければなりません。
2:議員自身が「下半身スキャンダルの当事者」では話にならない
立憲民主党は “まっとうな政治” を掲げていますが、所属議員が立件沙汰を起こすようでは話になりません。クリーンなイメージを自ら汚す結果を招いてしまうからです。
当然、以下に示す3議員と袂を別つことが最低限の責務と言えるでしょう。
山尾 志桜里 (愛知7区) |
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青山 雅幸 (比例東海) |
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初鹿 明博 (比例東京) |
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ただ、立憲民主党の対応が奇妙なことは明らかです。セクハラで告発された青山雅幸議員は党員資格が停止される一方で、同様の行為が再度明るみに出た初鹿明博議員の党員資格は有効というダブルスタンダードが適用されているのです。
また、山尾志桜里議員と会派を組むということ入党を認めたことと同じです。この点についても “真摯に” 説明する責任が党にあることは明らかと言えるでしょう。
3:党が「問題ありません」と断言できるまで、党員資格を停止すべきだ
立憲民主党は代表が「問題ありません」と断言できるまで、該当議員の党員資格を一時的に停止すべきでしょう。
疑惑をかけられた議員はいずれも「事実無根」とは主張しておらず、「限度を越したゴシップ」や「名誉毀損もの」との批判も起きていないのです。野党はマスコミから “お目こぼし” をしてもらい、タガが緩み切ってしまっている状況です。
党勢を拡大したいのであれば、党内で問題を起こす議員に厳しく対処することが不可欠になります。
記者から「 “下” の方で問題が起きてますね」と皮肉が入った質問を受けた際に、枝野代表が「問題ありません」と断言できなければ、致命的なのです。それまで一時的に党員資格を停止し、問題がなければ、堂々と回復させれば良いのです。
「疑わしきは罰せず」が原則ですが、立憲民主党は森友学園や加計学園の “疑惑” で大騒ぎした経歴を持っているため、その主張は通用しません。二枚舌は有権者に気づかれると選挙で痛い目にあうことを自覚する必要があると言えるのではないでしょうか。