朝日新聞、最新の販売部数が600万部を割り込む

 2017年は販売部数600万部を死守した朝日新聞ですが、ついに販売部数が600万部を割り込みました。

 3月15日に発表された『日本ABC協会』の「新聞発行社レポート」によりますと、朝日新聞の販売部数(2018年2月分)は598万9345部だったとのことです。

 

1:読売新聞と朝日新聞の販売部数推移

 2017年7月以降の読売新聞と朝日新聞の販売部数は下表のように推移しています。

表1:新聞販売部数の推移
  読売新聞 朝日新聞
2017年7月 8,771,695
(前月比:- 0.08%)
6,167,937
(前月比:- 0.498%)
2017年8月 8,748,281
(前月比:- 0.27%)
6,149,974
(前月比:- 0.291%)
2017年9月 8,713,985
(前月比:- 0.39%)
6,136,337
(前月比:- 0.222%)
2017年10月 8,734,925
(前月比:+ 0.24%)
6,121,605
(前月比:- 0.240%)
2017年11月 8,765,366
(前月比:+ 0.35%)
6,065,235
(前月比:- 0.921%)
2017年12月 8,660,824
(前月比:- 1.19%)
6,038,803
(前月比:- 0.436%)
2017年
7〜12月平均
8,732,512
(前期比:- 1.11%)
6,113,315
(前期比:- 2.32%)
2018年1月 8,676,028
(前月比:+ 0.18%)
6,019,682
(前月比:- 0.32%)
2018年2月 8,560,861
(前月比:- 1.33%)
5,989,345
(前月比:- 0.50%)

 読売・朝日の両紙とも販売部数を下げていますが、読売新聞はプラスに転じた月があります。そのため、部数下落のペースは “マシ” と言えるでしょう。

 対する朝日新聞はプラスに転じた月はなく、読売新聞の2倍のペースで部数が減少し続けている状況です。

 

2:“森友スクープ” で「部数増」という結果を手にすることができるのか

 朝日新聞は『森友文書の改ざん』をスクープし、政権批判を強めている真っ最中です。この方針が販売部数増という “成果” を手にすることができるかが注目点です。

 具体的には「3月または4月の販売部数がどれだけプラスとして現れるか」ということになります。

 若い世代を中心とするデジタル・ネイティブは新聞やテレビといった既存メディアだけが情報源ではありません。ネットからも情報を得ている世代が「朝日新聞に購読料を払う価値がある」と判断すれば、部数は増加することになるでしょう。

 

参考数値

ー 最新販売部数(2017年7月)

画像:最新販売部数(2017年7月)

 

ー 最新販売部数(2017年8月)

画像:最新販売部数(2017年8月)

 

ー 最新販売部数(2017年9月)

画像:最新販売部数(2017年9月)

 

ー 最新販売部数(2017年10月)

画像:最新販売部数(2017年10月)

 

ー 最新販売部数(2017年11月)

画像:最新販売部数(2017年11月)

 

ー 最新販売部数(2017年12月)

画像:最新販売部数(2017年12月)

 

ー 最新販売部数(2018年1月)

画像:最新販売部数(2018年1月)

 

ー 最新販売部数(2018年2月)

最新販売部数(2018年2月)