NHK 島田敏男・解説委員、「国家戦略特区で加計学園が真っ先に恩恵を受けた」とデマを流す

 NHK で解説委員を務める島田敏男氏が『くらし☆解説』のコーナーで大きなデマを述べています。

 加計学園の問題を報じた際に明らかな誤報をしており、謝罪・訂正は必須と言えるでしょう。なぜなら、明らかに事実と異なる内容で放送されているからです。

 

■ NHK 島田解説委員が述べた内容

 11日の放送で島田解説委員は次のように述べています。

画像:島田解説委員による主張

 

 ★やはり加計学園の問題は簡単ではないですね?

 

 ◇国家戦略特区という新しい仕組みを使って、真っ先に恩恵を受けたのが総理大臣の親しい友達だったという点に、国民は釈然としないものを感じています。

 ◇これを解消するには、過去に例のない徹底した調査を行って具体的な問題点を探り出し、安倍総理自身が謙虚な姿勢で国民に説明することだと思います。口先だけではだめです。

 

■ 島田解説委員が明らかに事実誤認している点

 島田解説委員は「加計学園が国家戦略特区で真っ先に恩恵をうけた」と主張している点が事実と異なります。これは内閣府の公式サイト上から確認が可能です。

画像:国家戦略特区の認定地域
  • 1次指定:東京圏、新潟市、関西圏、養父市、福岡市、沖縄県
  • 2次指定:仙北市、仙台市、愛知県
  • 3次指定:広島県・今治市、北九州市

 上記からも明らかであるように、今治市が国家戦略特区に指定されたのは3次でのことです。つまり、島田解説委員による「加計学園が真っ先に恩恵を受けた」との説明は明らかに事実と反することであり、虚偽の説明に騙されない必要があるでしょう。

 

■ マスコミが議事録を読み、内容を理解し、それを正確に報じれば加計学園の問題は解消される

 政府が “過去に例のない徹底した調査” を行う必要はありません。ワーキンググループで議論された内容が記された公式の議事録がすべて公開されており、それを基に説明すれば済むことです。

画像:今治市が認定されたプロセス

 謙虚な姿勢が必要なのは政府よりもマスコミです。マスコミが報じた「疑惑」はすべて公開済みの議事録を読めば解消する訳ですから、調査報道を持っているかの試金石となるでしょう。