スポーツ

日本で毎年世界大会が行われるバレーボールで、スポンサー獲得に苦労するのは止むを得ないこと

朝日新聞によりますと、バレーボールの世界選手権(= 世界バレー)を共催・中継する TBS が今大会の収支で大幅な赤字を計上するとのことです。 この状況に陥ることは時間の問題だっただけに、TBS が “ババ” を引いたに過ぎません。他の在京キー局も同様のリ…

阪神の低迷理由は「チームの方向性を示さないフロント陣」と「組織管理能力に欠けた監督」

阪神タイガースでオフの定番となっている “お家騒動” が発生し、金本知憲監督が(実質的な)解任となりました。 組織として機能していないのですから、チームが低迷することは当然の結果と言えるでしょう。フロントと監督の双方に大きな責任があり、これらの…

『商業的価値が低い状態の女子サッカー』で「競技人口の増加」を目指す FIFA のスタンスは間違いである

AFP 通信によりますと、FIFA が「女子サッカー選手の数を倍増させたい」との目標に向け、具体的なプロジェクトに着手しているとのことです。 ただ、優先順位の付け方を間違っているコメントをトップが残しており、先行きは良くないと言わざるを得ないでしょ…

香川、乾、柴崎 ロシアW杯で躍動したサッカー日本代表選手が所属クラブで苦戦する理由

ロシアW杯で活躍したサッカー日本代表選手の選手が所属クラブで思うような出場機会を得ることができずに苦労しています。 香川、乾、柴崎の3選手が代表例と言えるでしょう。2019年の1月からアジアカップが行われるだけに代表チームの主力として期待される選…

入院治療費や給与損失の支払いに応じていない日馬富士の姿勢を擁護することは到底できない

読売新聞によりますと、幕内力士・貴ノ岩が自身への傷害事件を起こした加害者である元横綱・日馬富士に対する損害賠償訴訟を提訴したとのことです。 日馬富士側が「請求額が高すぎる」と批判のコメントを出していますが、請求内容を見る限りでは妥当な内容と…

世界柔道選手権で2000年生まれの女王が2人も誕生、東京五輪での金メダル候補に名乗りを上げる

アゼルバイジャンで世界柔道選手権が行われていますが、女子48キロ級と女子52キロ級で2000年生まれの選手が優勝したことが報じられています。 阿部詩選手が女子52キロ級を制したことは朗報と言えるでしょう。ただ、48キロ級でダリア・ビロディド選手(ウクラ…

朝日新聞系列のハフィントンポスト、大坂なおみ選手を『差別されるハーフ』に祭り上げようと帰国会見で悪目立ちする

全米オープンを制した大坂なおみ選手が日本で会見を開きましたが、その席で朝日新聞系列のハフィントンポストが自分たちの差別思想を振りまき、悪目立ちをしています。 『日本社会から差別されるハーフ』のアイコンに大坂選手を祭り上げ、“哀れなハーフ” に…

3月にプレミア・マダントリーを制した大坂なおみが同年の全米オープンも制する

3月に行われた BNP パリバ・オープンを制した大坂なおみ選手が最高峰の大会である全米オープンを制したと NHK が報じています。 日本の選手として初の快挙ですし、“伸びシロ” が残されていることが魅力的なアスリートと言えるでしょう。『生涯グランドスラム…

「ファン・ウィジョがアジア大会決勝での八百長を持ちかけている」と告発することが “サッカー・ファミリー” の責務ではないのか

インドネシアで開催されているアジア大会の男子サッカー決勝は韓国と日本の対戦になりました。 ただ、決勝戦で八百長を持ちかけているとの疑いが強い行為をしている韓国人選手が見受けられます。この行為をしかるべき組織に通告することが “サッカー・ファミ…

JOC 管轄下で発生する “パワハラ問題” への特効薬は「指導者・上層部の人物によるクラブと代表での役職兼任を禁止すること」である

読売新聞によりますと、体操の宮川紗江選手が「自身の指導者から暴力を受けていた問題」で、聴取時に日本体操協会から「暴力行為があった」と証言するよう強いられるなどの “パワハラ” があった訴えたことで第三者委員会が設置されるとのことです。 競技管理…

ファブレ監督のドルトムントでは香川真司の立ち位置はかなり厳しい

ドイツ・ブンデスリーガが8月24日から開幕しましたが、強豪ドルムトントに所属する香川真司選手はベンチ外でした。これは立場がかなり厳しくなっていることを示していると言えるでしょう。 なぜなら、ドルトムントのファブレ新監督は「堅守」をベースした戦…

「身体上の違和感」を訴える選手に「気にするな」と “根性論的な助言” をすることは取り返しのつかない事態を招く恐れがある

NHK によりますと、右肘の違和感を訴えて戦線を離脱していたアメリカ・大リーグのカブスに所属するダルビッシュ投手が「右肘の骨挫傷」のため、今シーズン中の復帰が絶望的になったとのことです。 原因が特定されたことはあ良かったのですが、「選手自身が(…

東京五輪・自転車ロードレースのコースが決定 タフな山岳レイアウトでの優勝候補はどの選手か

2020年東京オリンピックの大会組織委員会が自転車ロードレース競技のコースを発表いたしました。 当初のルートは「都内物流網の大寸断」が懸念されるコースでしたが、『修正案』として報じられたルートでほぼ決着する形となりました。ただ、日本人選手が “地…

「暴力団員との交際」も理由なら、山根明氏は『辞任』ではなく『除名』とした上で擁護した理事も除名処分とすべきだ

日本ボクシング連盟の山根明会長が「助成金の不正流用」や「暴力団員との交際」を理由に辞任したと NHK が報じています。 ただ、『辞任』での幕引きでは影響力が残ることを意味しており、明らかに不十分です。「暴力団員との交際」も理由の1つなのですから、…

「酷暑で試合中の高校球児が足をつり、相手チームが手を差し伸べたこと」を大会主催者が “美談” として報じるのは如何なものか

甲子園球場で行われている夏の全国高校野球選手権大会で北照高校(南北海道代表)の選手が試合中に足をつる事態が発生しました。 「対戦相手の沖学園高校(南福岡代表)の選手が処置に参加したこと」が “美談” として取り上げれているのですが、酷暑の中での…

WWE 並みの “悪の会長” が日本ボクシング連盟のトップに君臨していると告発され、大混乱が生じる

アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟の山根明会長が「助成金の流用」や「試合判定の不正疑惑」を指摘され、混乱が生じていると日経新聞が伝えています。 会長自身が「助成金の流用」を認めている時点で組織のトップに立つ者として不適格です。…

「日大が総力を挙げて潰しに行く」と脅しをかける理事が野放しだった訳だから、日大アメフト部の出場停止処分継続は妥当

日本大学アメフト部の学生が試合中に対戦相手の関学の QB に悪質なレイトタックルを行った問題で、日大の井ノ口忠男・元理事が口封じを行っていたことが明らかになったと NHK が報じています。 第三者委員会による最終報告書の中で明らかになったのですが、…

クリス・フルームの戴冠を阻止する選手が出現、止めたのはチームメイトのゲラント・トーマス

ツール・ド・フランス 2018 が現地7月29日にパリで閉幕しました。今大会は絶対王者のクリストファー・フルームが「4連続グランツール勝利なるか」が注目されたのですが、結果は3位でした。 そして、戴冠を阻んだのがフルームのチームメイトで(親友でも)あ…

トルシエ・ジャパン時代の再現を狙い、サッカー日本代表に森保一氏の就任が発表

日本サッカー協会は男子サッカー日本代表の監督にサンフレッチェ広島で監督として実績を残した森保一氏が就任したと発表いたしました。 森保監督は2020年の東京五輪を戦う男子 U-23 を率いているため、兼任という形になります。2000年シドニー五輪の U-23 を…

フランスが2度目のW杯制覇に成功した最大の要因は「デシャン監督が大会期間中に『プランB』を昇華させたこと」が大きい

2018ロシアW杯は優勝候補の一角に挙げられていたフランスが1998年の自国開催以来、2度目の栄冠を手にしました。 ピッチで結果を残したのは選手たちですが、フランス代表を率いたデシャン監督の手腕を見逃すことはできません。なぜなら、フランス代表のフォー…

2018ロシアW杯は「スペースと時間が制限される守備」が顕著に目立った大会

7月15日に決勝を控える FIFA サッカーW杯ロシア大会は「堅い守りが印象的」と FIFA で技術研究グループに属するマルコ・ファン・バステン氏がコメントを述べたと NHK が報じています。 大会終了後には『リポート』が発表されますが、堅守が今大会のトレンド…

「川島永嗣は日本サッカー史上最高のGKであるが、世界との差は大きい」という日本サッカーに突きつけられている現実

2018ロシアW杯でサッカー日本代表はベスト16で敗退しました。 2大会ぶりの決勝トーナメント進出という成果を残しましたが、同時に限界がはっきりと見えたとも言えるでしょう。特に、GK の問題は軽視できるものではありません。 日本サッカー協会は「日本人 GK…

「ハリルの遺産」と「運」でベスト16入りを果たしたサッカー日本代表を手放しで称賛することはマイナス面が大きすぎる

ロシアW杯を戦っていたサッカー日本代表は決勝トーナメント1回戦でベルギー代表に 2-3 で逆転敗けを喫し、ベスト16で大会を去ることとなりました。 過去最高に並ぶ成績であり、この結果は称えられるべきでしょう。しかし、実態は『ハリルホジッチ前監督の遺…

ロシアW杯・ベルギー戦の試合展望

サッカー日本代表は6月28日に行われたロシアW杯・グループH第3節ポーランド戦に 0-1 で敗れましたが、フェアプレーポイントの結果により、決勝トーナメントに駒を進めることに成功しました。 現地7月2日にベルギー代表と準々決勝進出を賭けて激突することが…

ロシアW杯・ポーランド戦の試合展望

現地時間6月24日に行われたロシアW杯・グループHの第2戦で日本代表はセネガル代表と 2-2 で引き分け、勝点を4にまで伸ばしました。 日本代表の3戦目は敗退が決定したポーランド代表と28日(木)に対戦します。まさかの2連敗を喫したポーランド代表との試合…

ロシアW杯・セネガル戦の試合展望

6月19日に行われたロシアW杯コロンビア戦に日本代表は 2-1 で勝利し、勝点3を獲得しました。 2戦目となるセネガル戦は24日(日)にエカテリンブルクで行われる予定であり、どういった試合になるのかを確認することにしましょう。

ロシアW杯・コロンビア戦の試合展望

6月19日にサッカー日本代表はロシアW杯初戦のコロンビア戦を控えています。 コロンビア代表の基本戦術を確認するとともに、勝敗の分かれ目になると考えられる点などを整理することにしましょう。まずはコロンビア代表の攻守における特徴からです。

日大・第三者委員会、委員長自ら「怪我を軽くするためのタックルでは」との詭弁を述べて火に油を注ぐ

日本大学アメフト部による悪質タックル問題の件で設立された第三者委員会が怪我をした選手のいる関西学院に対するヒアリングを行ったとのことですが、その席上で調査委員長が火に油を注ぐような発言をしたことが明らかになりました。 ヒアリングで「怪我を軽…

サッカー日本代表・西野ジャパン、4-2-3-1 と 3-4-2-1 を使い分ける「ギャンブルプラン」に賭ける?

スイス代表に力の差を見せつけられたサッカー日本代表ですが、骨格となる基本フォーメーションが定まっていない状況です。 現状では 4-2-3-1 が濃厚ですが、スイス戦では「守備が機能した」とは言えない内容でした。対策として「試合中に 3-4-2-1 にシステム…

「試合状況に応じた適切なプレス方法を選択する能力」を持たないサッカー日本代表はヤバすぎないか

西野朗監督が就任したサッカー日本代表ですが、一部の識者などは「ハリルホジッチには戦術がなかった」との批判を展開しています。 批判の根拠となっているのは「プレスをかける位置の具体的な指示がなかった」とのことですが、この主張は筋違いと言えるでし…