スポーツ

日大とアメフト部父母会の思惑が一致し、関東学連からの処分軽減に向けて歩調を合わせることを確認

日本大学アメフト部の選手が試合中に関西学院大学の QB に悪質タックルを行った問題で、関東学連は日大アメフト部に「今年度シーズン終了までの公式試合の出場資格停止」の処分を下しました。 これに対し、日大アメフト部の父母会が「秋のリーグ戦での復帰を…

『西野ジャパン』のロシアW杯メンバー23選手が発表、攻撃偏重の人選が明らかに

日本サッカー協会の西野朗監督は 2018 ロシアW杯に臨む代表23選手を発表いたしました。 ハリルホジッチ前監督を解任した段階で「メンバー入りは確定」と予想された “ビッグ3” は順当に選出されています。選手された選手が本職とするポジションを見ると、攻撃…

“サンフレッチェの3バック” を西野ジャパンが採用しても、運動量の少ない香川と本田は使いづらい

5月18日(金)に日本サッカー協会が「5月30日に横浜で行われるガーナ戦に向けたメンバー27選手」を発表いたしました。 ポルトガルで結果を残している中島翔哉選手(ポルティモネンセ)や久保裕也選手(ヘント)がメンバーを外れたことがサプライズと言えるで…

日大アメフト部の悪質タックル問題:内田正人氏からアメフト部監督と常務理事の肩書きを剥奪することが求められる

5月6日に行われた日本大学と関西学院大学のアメリカンフットボールで試合中に、日大の選手が悪質なレイトタックルで関学の QB を負傷させるという事件が発生しました。 日大の監督を務める内田正人氏は悪質タックルを容認するコメントを出していましたが、ネ…

JFA が予備登録35選手を非公表にした理由は「ハリルジャパンでは落選濃厚だった “ビッグ3” が入っているから」だろう

各国リーグ戦の日程が終了する中、W杯出場国が予備登録選手のリストを公表しています。 ところが、日本代表は「予備登録の選手リストは非公表」との姿勢を示しています。これは「裏がある」と見ておく必要があると言えるでしょう。

日大アメフト部の悪質タックル問題、ネットで炎上しなければ黙認されていたことだろう

5月6日(日)に「日本大学と関西学院大学によるアメリカンフットボールの定期戦」が行われ、日大の選手から悪質なタックルを受けた関学の QB が負傷するという問題が起きました。 日本大学が所属する関東学生連盟は「お咎めなし」の方針でしたが、プレーの悪…

女子世界卓球で「大会トーナメント開催中に結成された合同チームが参戦」という前代未聞の出来事が起きる

スウェーデンで行われていた卓球の世界選手権(女子・団体)で大会開催後に『合同チーム』の結成が容認され、試合が行われたことを NHK が報じています。 明らかに前代未聞の出来事であり、国際卓球連盟(ITTF)の対応は論外と言えるでしょう。『合同チーム…

ダルビッシュが新天地のカブスで苦しんでいる理由は「配球パターンが変わった」という点が大きいのでは?

2018年シーズンからシカゴ・カブスでプレーをするダルビッシュ投手が「結果を出せない」という状況に陥っています。 4月28日のブリュワーズ戦は6回1失点(自責点0)と好投しましたが、それまでの4試合では防御率 6.86 と不本意な成績となっています。MLB.com…

カン・ジョンホ(姜正浩)にアメリカの就労ビザが発給され、パイレーツで復帰に向けた道のりを歩み出す

2017年1月に飲酒運転事故を起こした際、3度目の飲酒運転だったことが判明したことで2017年シーズンを棒に振ったカン・ジョンホ(姜正浩)選手に「アメリカの就労ビザが発給された」と MLB.com が報じています。 パイレーツのフロント陣は復帰を歓迎するコメ…

藤田俊哉氏が提唱する「西野ジャパンの布陣」と「長谷部のリベロ起用」には大きな問題がある

ハリルホジッチ監督を解任した日本サッカー協会(JFA)は後任に西野朗氏と使命しました。 元日本代表の藤田俊哉氏は協会の方針を評価し、「西野ジャパンの理想的なスタメン」に言及しています。ただ、このシステムを採用しても、現実に結果を出すことはでき…

世界で通用しなかった「自分たちのサッカー」に “先祖帰り” することを選択した日本代表

日本サッカー協会は「4月7日付でハリルホジッチ監督との契約を解除した」と発表いたしました。 W杯直前に監督を解任すること自体が異例ですし、解任の理由も協会側の身勝手なものです。限界が露呈済みの「自分たちのサッカー」に “先祖帰り” する訳ですから…

大谷翔平、投打で月間MVPを獲得する勢いでメジャーを席巻中

現地4月8日に行われたアスレチックス戦に大谷翔平投手が先発し、7回を被安打1の無失点で抑える圧倒的なピッチングを披露しました。 打者としても3試合連発でホームランを放つなど大きな存在感を発揮しており、投打の両部門で月間 MVP を獲得しても不思議では…

ザギトワ選手にボーイフレンドの話題を質問する堀尾正明アナ(TBS)や擁護するテリー伊藤氏のレベルは小学生以下

アイスショーのために来日中のアリーナ・ザギトワ選手が TBS の情報番組『ビビット』に出演した際、堀尾正明アナから「ボーイフレンドのタイプ」を質問され、「良い質問ではない」と返されたと報知新聞などが伝えています。 質問の内容が低次元のものですし…

救命作業中の女性に「土俵から下りて」とアナウンスした日本相撲協会の責任は重い

京都府舞鶴市で行われていた大相撲の春巡業で挨拶をしていた多々見市長が倒れるという事件が発生し、その際に「女性の方は土俵から下りてください」とのアナウンスがあったとテレビ朝日が報じています。 このアナウンスは論外と言えるものですが、アナウンス…

有効性と限界を示した膳所高校(滋賀)の超データ野球

第90回選抜高校野球の大会2日目に『データ野球』に基づく守備陣系を採用する膳所高校(滋賀)が登場し、注目を集めました。 試合は 10-0 で対戦相手の日本航空石川高校(石川)に軍配が上がりましたが、『データ野球』の有効性を示していました。ただ、それ…

大坂なおみが BNP パリバ・オープン(プレミア・マダントリー)で初優勝、大きな成長を遂げる

女子テニスの大坂なおみ選手が4大大会に次ぐ格付けのプレミア・マダントリーの大会で優勝したと NHK が報じています 大坂選手がレベルアップをするために取り組んできた成果は1月の全豪オープンで垣間見えていました。今回の BNP パリバ・オープンでは『結…

オリンピック中継で収支がマイナスになるのは放送局がぼったくられているだけではないのか

韓国・ピョンチャン(平昌)で行われた冬季オリンピックで、中継を担った民放連の井上弘会長が「収支は赤字だった」と発言しています。 井上会長は赤字の理由を「放映権の高騰」と述べていますが、放映権高騰を招いた原因はメディアにもあるのです。この点か…

MLS は「投資家にとっては極めて魅力的」だが、競争力が高まるかは「選手にとって魅力的であるか」次第

Yahoo! が「世界の投資家が集まるMLSの魅力」と題する footballista の記事を掲載しています。 投資家目線で見れば、MLS が魅力的であることは間違いありません。しかし、選手目線ではそうとは言い切れないのです。このジレンマを解決しない限り、アメリカの…

スピードスケート・マススタートの基本的な戦略と戦術

スピードスケートのマススタートで高木菜那選手がオリンピック・初代女王に輝きました。そのため、次回以降のオリンピックでもメディアが注目の競技となるでしょう。 マススタートの競技や性質は「自転車ロードレースのポイント賞争い」と同じです。したがっ…

ノルディック複合(LH)、渡部暁斗選手の敗因は「オリンピックという特殊な大会」である

個人種目として初の金メダルが期待されたノルディック複合の渡部暁斗選手ですが、ラージヒル(LH)は前半のジャンプで首位に立つも、後半の距離で逆転を許して5位で終わりました。 「オリンピックという特殊な大会」が最大の敗因になったと言えるでしょう。…

「イ・サンファ(李相花)を勝たせるための追い風作戦」の実施は現実には難しい

スピードスケート女子 500m の金メダル本命は日本の小平奈緒選手でしょう。 対抗の1番手は韓国のイ・サンファ選手なのですが、イ・サンファ選手を勝たせるために「送風設備を使った “追い風作戦” を敢行するのかではないか」と ZakZak が主張しています。 し…

『左打者に有利な球場』を本拠地にするレンジャーズが “左打者にカモにされた” オ・スンファンを獲得する理由

MLB でバッテリーキャップが始まるまで1週間と迫りましたが、テキサス・レンジャーズが FA となっていたオ・スンファン投手を獲得したと Full-Count が報じています。 ただ、この補強戦略には疑問が残るところです。なぜなら、獲得に乗り出す理由が戦力的に…

“機材スポーツ” であるボブスレーで性能が劣る『下町ボブスレー』が使われないのは当然の成り行きである

ジャマイカがピョンチャン五輪で『下町ボブスレー』を利用する契約だったものの、使用拒否との決断を下したことで、製作者側が損害賠償を求めると宣言する事態が起きています。 ただ、ボブスレーは “機材スポーツ” である側面が強い競技であり、朝日新聞が報…

MLB で1億ドルを超える大型契約の締結が敬遠されている理由とは

日本のプロ野球はキャンプインをしましたが、メジャーリーグも2月中旬にはキャンプインが始まる日程となっています。 ただ、FA で総額1億ドルを超える大型契約が見込める選手の所属先が軒並み決まっていないことが予想外だと言えるでしょう。その理由は以下…

ピョンチャン冬季五輪では長野オリンピック時と匹敵するメダル数を獲得する可能性あり

2月9日に韓国・ピョンチャン(平昌)で冬季オリンピックが開幕します。「どれだけメダルを獲得できるのか」が注目点の1つですが、今大会は過去に日本が最大のメダル数を獲得した長野五輪での記録を上回る可能性があります。 どういった熱戦が繰り広げられる…

春日野部屋で発生した暴行事件を相撲協会が隠蔽していた疑惑が浮上

「春日野部屋で暴行事件が起き、傷害の罪で有罪判決が確定していた」と NHK を始めとするメディアが報じています。 事件そのものを公表していなかったのですから、相撲協会または春日野親方が隠蔽工作をしていたと言えるでしょう。「なぜ、公表しなかったの…

平昌冬季五輪、女子フィギュアはロシア勢のメダル独占を阻止できるかが注目点となるだろう

平昌冬季五輪まで1ヶ月を切りましたが、フィギュアスケート女子シングルは勢力図がほぼ決まったと言えるでしょう。 金メダル争いはザギトワとメドベージェワのロシア人選手による一騎打ち。銅メダルを他の選手たちで争うという構図になっているからです。

大砂嵐のかち上げを禁止した一方で、白鵬のかち上げを容認してきた相撲協会の姿勢こそ問題だ

1月14日から平成30年(2018年)の初場所が始まりましたが、その中で横綱・白鵬の立ち合いに注目が集まっています。 近年、白鵬は立ち合いで「張り差し」や「かち上げ」を多様する取り組みが目立っています。そのため、横綱審議委員会からの苦言が出て注目さ…

「日本人アスリートはドーピングとは無縁」との “神話” を崩壊させたカヌーの鈴木康大選手

ライバル選手の飲み物に禁止薬物を混入した結果、知らずに飲んだ選手がドーピングで陽性となって資格停止処分を受けていたことが明るみに出たと NHK が報じています。 手口そのものは「危険性がある」と認識され、知られていたものです。ただ、『性善説』が…

賭博に甘い対応をする巨人とは違い、阪神がオ・スンファン(呉昇桓)の獲得に乗り出すことはないだろう

巨人の機関紙である報知新聞が「阪神、来季も韓流補強」と題し、阪神で守護神として活躍したオ・スンファン投手を補強リストに加える可能性があると書いています。 ただ、このシナリオはまずないと言えるでしょう。“投手の能力とは別の理由” で球団側が獲得…